Martin / 2019年製 D-28 CTM
担当者コメント:井上

「2017年リニューアル後のD-28をベースに、VTSトップでオーダーされた一本」
ドレッドノートの基準ともいえるMartinの名機、D-28。
2017年の大きなリニューアルでヴィンテージの風合いと現代的な弾きやすさを両立したモデルへと生まれ変わり、
その後2025年にはゴールデン・エラにインスパイアされた、さらに新しい仕様へと移り変わっています。
今回入荷したのは、2017年のリニューアル後のD-28をベースに、カスタムオーダーで仕様を組み上げた2019年製の一本。
付属のスペックシートには、このギターのために選ばれた仕様が細かく記されています。
当時のスタンダードとの大きな違いは、トップ材にあります。
こちらはMartin独自のVTS(ヴィンテージ・トーン・システム)処理を施したシトカ・スプルースを採用。
木材に熱処理を加えることで、長い年月を経たトップのような響きに近づけることを狙った技術です。
トップカラーはクリアで、エイジング・トナーを吹いたスタンダードとはまた違う、すっきりとした明るい表情に仕上がっています。
ブレーシングはシトカ・スプルースのフォワード・シフト・ノンスキャロップ仕様。
現行のGEブレーシングとは異なる、この世代ならではの構造です。
サイド&バックはイーストインディアン・ローズウッド、指板とブリッジにはブラック・エボニー。
ブリッジはモダン・ベリー・タイプで、赤いべっ甲柄のドットが入ったブリッジピンが合わせられています。
そしてルックスはD-28らしい王道の佇まい。
アンティーク・ホワイトのバインディング、Style 28のロゼッタ、白蝶貝によるStyle 28のポジションマーク、そしてヘッドにはオールドスタイルのゴールド・デカール。
ボディはグロス、ネックはサテン仕上げなので、見た目の艶やかさと、握った時のさらりとした感触を両方楽しめます。
ネックはモディファイド・ロー・オーバル・シェイプで、ナット幅は1-3/4インチ(約44.5mm)と幅広の設計。
握りやすい薄めのグリップに、少しゆとりのあるナット幅が組み合わさり、コードを押さえる指が窮屈になりにくいのも嬉しいところです。
製作から7年。
VTS処理による落ち着いた鳴りに、実際に弾き込まれてきた時間が重なり、新品の頃よりも一段とほぐれた響きを聴かせてくれます。
低音はぼやけずにぐっと締まり、中高音まで粒がそろって聴こえるので、ストロークでも指弾きでも気持ち良く鳴ってくれるはず。
D-28らしい太さと箱鳴りもしっかりあり、弾き語りでも頼もしく歌を支えてくれます。
現行のGE仕様とはまた違う、2017年以降の世代ならではのD-28を探している方、新品にはない弾き込まれた鳴りを求めている方に、ぜひ手に取っていただきたいギターです。
[スペック/付属ケース]
TOP:Solid Sitka Spruce(VTS)
BACK/SIDES:Solid East Indian Rosewood
BRACING:Sitka Spruce, Forward Shifted Non-Scalloped
FINGERBOARD/BRIDGE:Ebony
NECK:Select Hardwood
NUT WIDTH:44.5mm
SCALE:646mm
CASE:Original Hard Shell Case
[修理・加工歴/交換パーツ/外観コンディション等]
※中古/ビンテージ品につき当店で検品してわかる範囲での情報です。
あらかじめご了承ください。
-交換パーツはなくフルオリジナルコンディション。ヘッド先端に5cmほどの傷はございますが、この他はピックガード上の細かな擦り傷、使用に伴う全体的な細かな擦り傷のみの美品コンディションです。オリジナルのエンドピンも付属しています。
[演奏コンディション]
-12フレット上での弦高:6弦側 2.2mm、1弦側 1.6mm
-サドル突き出し量:2.0mm〜2.5mm
-ビリつきや音詰まりはなく、低めの弦高で非常に弾きやすい状態です。
※委託品
[保証について]
ご委託品のため、当店保証は付属致しません。
もちろんご購入後はご希望により調整・修理等(有料)のご相談を承ります。
尚、通販お試しサービスは対象外です。(返品不可)