Gibsonの
元 マスター・ルシアー
“レン・ファーガソン”
とJ-200

それは我々が過去に作成した一本の記事がきっかけでした..

アドバンスギターズに届いた一通のメッセージ

モンタナの家族からこんにちは。
私の名前はティモシー・ファーガソンです。
私はマスター・ルシアーであるレン・ファーガソンの息子です。
彼はギブソン・ギターに在籍していた頃の彼の作品のいくつかをあなたが提供してくれることに感激しています。父と私は、彼が1970年代に設立したレン・ファーガソン社のブランドで製作しています。
このメッセージが皆さんに届くことを願っています!
私たちの業界のために尽くしてくださって、本当にありがとうございます!
よろしくお願いします、レン&ティモシー・ファーガソン

レン・ファーガソン(Ren Ferguson)

出会いやきっかけは本当にシンプルです。私たちが以前制作した記事をたまたま見つけたレンの息子さんが、メッセージを送ってくれたのが始まりでした。100th Anniversary Custom SJ-200)
お話を伺うと、現在はメーカーを離れ、ご自身のブランドでアコースティックギターの製作に励んでいらっしゃるとのことでした。
彼の作品に魅了されてきた私たちと、レンのファミリーが心を通わせるのに、時間はかかりませんでした。レンは、これまで製作してきた楽器、共に歩んだ仲間たち、モンタナという土地、そして何よりもご家族に対し、深い愛情を持ち続けていらっしゃいます。そして、ご自身の歩んでこられた歴史を、まるで昨日のことのように鮮明に記憶されていました。
そこで、私たちに何かできることはないかと考え、彼のこれまでの軌跡と、これからについて記事にすることを決めた次第です。

レン・ファーガソンの歴史

-1946年 
ミシガン州デトロイト生まれ
-1961年
レンは他の人たちと同じように、兄や友達と一緒にギターを弾き始めました。
-1962年
高校時代のレンは、Fスタイルのマンドリンや装飾が施された彫刻入りのバンジョーに強く魅了されていたことから、学校の木工室で弟のために「ブルーグラス・バンジョー」を製作することを決意しました。
ちょうどその頃、彼はロサンゼルス国際空港近くの「ウェストチェスター・ミュージック」で働き始めます。そこには、空路での輸送中に損傷した楽器が多く持ち込まれ、修理見積もりが依頼されていました。レンは、そうして損傷した楽器のいくつかを購入することを許され、それが修理職人としてのキャリアの出発点となりました。
-1965〜1967年頃
Dobro Guitars(オリジナル・ミュージカル・インストゥルメント・カンパニー(OMI))で、西海岸地区のセールスマンを務めながら、カスタム・インレイの製作も手がけていました。
-1967年〜1969年
レンは海軍に入隊し、日本の横須賀に停泊していた工作艦に配属されました。
そこで彼は、機械加工(マシニング)の高度な技術を習得しました。
-1969年
軍を除隊した後は、ロサンゼルスのウェストウッド・ミュージックに就職し、販売と修理の仕事に従事しました。
-1970年
カリフォルニア州サンタモニカで、ロブ・エーラスとともに弦楽器の修理事業を立ち上げました。
-1971年
レンはカリフォルニア州ベニスビーチに移り、バンジョーの製作を始めました。
さらに、数人の弟子たちとともに「レン・ファーガソン・カンパニー」という小さなギター工房を設立しました。
-1976年
その会社は工房を閉じ、彼はコロラド州へ移住しました。
-1979年
レンは妻のレニーとともにモンタナ州ビッグティンバーへ移住し、トラッパー(罠猟師)としての生活を始めました。
-1983年〜
シャイロ・シャープス社でガン・ストッカー(銃床職人)としての職を得て、最初の1,000丁のライフルを製造しました。同社のオーナーであるウルフギャング・ドローゲは、熟練の機械工であり工具設計者でもありました。
彼の技術をレンと共有しながら、製造と組立の精度を高めるための治具を設計するようレンに勧めました。
-1985年6月〜
フラットアイアン・マンドリン社で、プロダクトマネージャー兼デザイナーとしてマンドリンの製造に携わりました。
-1987年2月
フラットアイアン・マンドリン社はギブソンに買収され、OEM先として楽器の供給を開始しました。
-1989年3月
新しい工場のための治具設計を始め、テスト用のプロトタイプギターを製作しました。
-1996年〜
ギブソンのマスタービルダーとして、保証サービス、カスタムデザイン、工具設計を統括。
「カスタムライン」やすべての「ヒストリックライン」ギターのリイシューを含む、唯一無二のエリート作品を開発してきました。
-2011年12月
ギブソン社を退職。カスタムショップは、製造の大部分をギブソン工場のフロアに移行していました。ヴァル・ボリソとジェイソン・ジョーンズの協力を得て、一点モノのギターを独自に製作するということはもはや許されなくなりました。さらには、日本への旅行(10月)から帰国した直後、狩猟中に怪我をし、全治3ヶ月の怪我を負っていました。66歳になる彼は、自宅で再び働くチャンス(引退)があるかもしれないと決心しました。
-2012年1月
ギブソン退職後、一時引退を試みましたが、当時フェンダー社の社長だったラリー・トーマスがレンに連絡を取り、ギルド製品の更なる改良を依頼しました。Renはこの申し出を受け入れ、フェンダー社アコースティック部門のチーフエンジニアに就任。彼はその後も、コネチカット州ニューハートフォードのギルド工場とメキシコのエンセナダにあるフェンダー工場の両方で、楽器の設計、製造工程の改善、装飾部品やモデルのデザインなど、幅広く活躍しました。また、当時フェンダー社の子会社であったギルドのシグネチャーモデルも製作しました。
当時、ベンチャーキャピタルグループがフェンダー社を買収。「ギルド」ブランドの売却とニューハートフォード工場の閉鎖が決定されました。
-2014年7月
コルドバ/ギルドの新しいオーナーたちは、カリフォルニア州オックスナードに新しい工場を建設するという職務をレンに打診しました。レンは妻のレニー、息子のティモシーとともにカリフォルニアへ移住し、新工場の再整備に着手しました。
-2017年1月
最先端のアコースティックギター製造工場を開設しようとしていた中国のShadow Electronics社のコンサルタントとして採用されました。
-2019年〜
自身のブランド「レン・ファーガソン・カンパニー(Ren Ferguson Co.)」を再興しました。
彼は子どもたちのヴァージニアとティモシーとともに、長年培ってきた創造性と情熱を結集させたカスタムモデルの製作に取り組んでいます。

レン・ファーガソンの作品
ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、ロン・ウッド、エミルー・ハリス、ジャクソン・ブラウン、ドイル・ダイクス、シェリル・クロウといった、数多くの著名なミュージシャンたちが、レン・ファーガソンが製作したギターを愛用してきました。
レンは、自身のルーツについて次のように語ります。
「幼い頃、母が私に芸術の世界への扉を開いてくれました。母はアーティストであり、製図家であり、彫刻家でもありました。彼女は、あらゆることに挑戦するよう私を励ましてくれたのです。カリフォルニア中の美術館を訪れる機会に恵まれ、そこで出会った様々なアーティストや工芸品から、私は多くのインスピレーションを受けました。『ものがどのように作られているのか』『なぜそのような装飾が施されたのか』――幼い頃から、そうした問いが私の心を捉えて離れませんでした。実用的な機能を持つ先住民の芸術作品から、18世紀末から19世紀にかけての日用品に見られる芸術的な装飾に至るまで、それらを再現し、模倣しようと試みてきたのです。」
数々の芸術作品から影響を受けた彼のギターは、単なる楽器という枠を超え、音楽的な機能美を備えた芸術品と呼ぶにふさわしいでしょう。
私たちアドバンスギターズもまた、彼が製作したギターを所有する喜びを知る者の一人です。
今回は、そんなレン・ファーガソンのこれまでの作品を振り返るとともに、本稿のために特別にいただいた彼自身のコメントを交えながら、その魅力に迫りたいと思います。

GIBSON SJ-200 '94 #90034043 JACARANDA

”1994年のNAMMショーのために製作された4本のギターのうちの1本です。
1970年代初頭、カリフォルニア州ヴェニスビーチにあった自身の小さなギター工房で、自らブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)を切り出していました。そのときの材がまだ手元に残っていたため、このギターのためにその中から1セットを選びました。
これまでに描きためていたスケッチをもとに、フラワーアレンジメント、椅子の布地、壁紙、オリエンタルラグ、そしてコーヒーカップといった、身の回りの「モノ」から得たインスピレーションを組み合わせて、装飾の要素を構成しようとしました。それらは一見ばらばらな存在でありながら、不思議とどこかでつながっていて、最終的にはとても有機的なかたちでひとつにまとまりました。"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Brazilian Rosewood

Neck:

Maple

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

Abalone / Mother of Pearl

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Abalone Inlay

Bridge Pins:

White With Abalone

Tuners:

Gold Waverly With Pearl Buttons

Pickguard:

Abalone Inlay

Other Inlays:

Neck Heel Hand Carved

Finish:

Natural Nitro Cellulose

GIBSON SJ-200 '94 #90074036 BIRD'S EYE MAPLE

"この美しいSJ-200は、バーズアイ・メイプルとシトカ・スプルースを使用して製作されたもので、1994年のウィンターナムに出展するために製作された4本のうちの1本です。
この時は、クランベリー・レッドカラーのスパークル・バインディングで製作することに決め、本体のチェリー・サンバースト仕上げは、ヴァン・フェルドナーに依頼し、完璧になるまで塗り重ねてもらいました。インレイには、厳選されたゴールドカラーのマザー・オブ・パールのみを使用して、すべての装飾を施しています。"

ヴァン・フェルドナー
熟練の塗装職人。
ギブソンのアコースティックギターの根幹であるニトロ・セルロースラッカーは、歴代のギブソン・ビルダーが使用してきた伝統的な技法により仕上げられております。特に彼のサンバーストのタッチは、その優れた美しさと卓越性により、世界中で高い評価を得てきました。
この作品における試行錯誤、妥協を許さない仕上げというのは後の彼のキャリアに大きな影響を与えたことでしょう。

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Bird's-Eye Maple

Neck:

Flamed Maple & Bird's-Eye Maple

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

Gold lip Mother of Pearl Vine

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Four Abalone Bars With Red Sparkle

Bridge Pins:

White With Red Sparkle

Tuners:

Engraved Gold Waverly

Pickguard:

Gold lip Mother of Pearl Vine

Other Inlays:

Red Sparkle Body Trim

Finish:

Cherry Sunburst

GIBSON SJ-200 '94 #90104001 CURLY KOA

"仕入れ先から木材が届いたとき、すべて同じ木から切り出されたというカーリー・コアのセットを選ぶ機会を得ました。それは私にとって、“断ることのできない招待状”のようなものでした。ブリッジから始まり、ヘッドストックへとと辿るマザー・オブ・パールとアバロンによる熱帯風景のインレイは、私にとっては「ハワイの熱帯雨林」のように見えます。"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Curly Koa

Back & Side:

Solid Curly Koa

Neck:

Mahogany

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

Abalon

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Abalone Inlay

Bridge Pins:

White With Abalone

Tuners:

Original Gold

Pickguard:

Abalone Inlay

Other Inlays:

Neck Heel Hand Engraved

Finish:

Sunburst

GIBSON SJ-200 '94 #90104024 ZIRICOTE

"このJ-200では、ボディバックとサイドに明るさと暗さでツートーンのアクセントをつけたいと考え、「ブラックヒルズ・ゴールド・スパークル」と名付けたデザインを思いつきました。ジリコテとはとても良く合います。この作品の着想は、私が所有するアール・ヌーヴォー時代の書籍から得たアイデアがもとになっています。デザインの中に「G」の文字を組み込むのは、フレットボードを立ちのぼる煙のモチーフを描くのと同じくらい楽しい作業でした。このギターは、私自身のお気に入りの一本であるだけでなく、マスター・インレイ・アーティストのラリー・ロビンソン氏もお気に入りだと言ってくれました!ネックヒールのカーヴィングもまた、20世紀初頭に花開いた芸術様式に基づいて施されています。美しい半透明のタバコ・ブラウン・サンバーストの仕上げは、ヴァン・フェルドナーによるものです。"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Ziricote

Neck:

Maple

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

Gold lip Mother of Pearl Inlay

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Gold lip Mother of Pearl Inlay

Bridge Pins:

White With Gold Leaf

Tuners:

Gold Waverly With Ivory Buttons

Pickguard:

Gold lip Mother of Pearl Inlay

Other Inlays:

Neck Heel Hand Carved

Finish:

Vintage Sunburst

ブラックヒルズ
アメリカ、サウス・ダコタ州とワイオミング州の州境にある山地。
マウントラシュモア国立記念碑が有名で、山肌に4人のアメリカ大統領(ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーン)の顔が彫られております。
光と影による山岳の美しい風景がこのSJ-200ではジリコテとスパークル・バインディングによって見事に表現されております。

アール・ヌーヴォー
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで広く流行した芸術様式。
開国により日本の美術(浮世絵など)や工芸が欧米で知られるようになると「ジャポニスム」が流行し、その独自の美的感覚が、西洋で新しい芸術表現を模索する人々のよりどころとなりました。そうした流れの中でアール・ヌーヴォーは育まれたと言われており、日本美術は、アール・ヌーヴォーの形成において重要な刺激源となったという見方があります。

GIBSON J-200 "SPARKLE SUNBURST" '91 #19910006

"これは、私がGibsonのために個人的に製作することを許された初めてのギターで、毎年冬に開催されるNAMMショーに出展するためのものでした。使用したすべての材料はGibson社内で調達されたもので、これはヘンリー・ジャスキヴィッツ(当時のギブソン社 CEO)が私に初めて製作を許可してくれた共同製作のギターでもあります。
私はこのギターを「Chrysanthemum(菊)」と呼んでおります。私が好む多くの花の中から選んだひとつで、それを様式化してデザインに落とし込んでいます。このギターは、のちに“マスター・ミュージアム・シリーズ”として展開されることになる最初の一本でもあります。バインディングには、私が普段からバンジョーの復元で使用するために自分用に製作していたオリジナルのゴールド・スパークルを使用しました。
このギターは、NAMMショーで販売される予定でしたが、実際には前夜のうちに購入されました。この楽器をはじめとする以降のギターたちは、2000年代初頭まで、すべてNAMMショーで出品・販売されてきました。このギターのサンバースト仕上げもまた、ヴァン・フェルドナーが手がけており、それはまさに驚くべき完成度でした。彼と一緒に仕事をするのは本当に楽しかったです。彼は真のアーティストであり、最高の友人です!"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Curly Maple

Neck:

Flamed Maple

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

White and Gold lip Mother of Pearl Inlay

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Four Abalone Bars & 2 Dots

Bridge Pins:

Ebony With Abalone

Tuners:

Original Deluxe Gold

Pickguard:

White and Gold lip Mother of Pearl Inlay

Other Inlays:

Neck Heel Hand Engraved

Finish:

Sunburst

GIBSON J-200 VINE '06 #01936001

"このJ-200は、ヘッドストックと指板にCNC加工によるフローラル・インレイを施したVINEシリーズのうちの一本です。このシリーズのピックガードは、私自身がデザインしたアートワークをもとに、私が手作業で彫刻を施しました。"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Eastern Curly Maple

Neck:

Flamed Maple

Fingerboard:

Ebony, 20frets

Scale length & Nut Width:

25-1/2"(647.7mm) & 1.725"(43.8mm)

Fingerboard Inlays:

Abalone Vine

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Four Abalone Bars & 2 Dots

Bridge Pins:

White With Abalone Inlays

Tuners:

Engraved Gold Waverly

Pickguard:

Vine Hand Engraved

Other Inlays:

Abalone Body Trim

Finish:

Vintage Sunburst

GIBSON J-200 CELEBRITY '85 #8210558

"この楽器は、ナッシュビル工場からアコースティック部門を完全に撤去する直前に製作された最後のモデルのひとつです。当時、需要の高かったレス・ポールの生産拡大のために、アコースティック部門のスペースを空ける必要がありました。ヘンリー・ジャスキヴィッツが2人の仲間とともにGibsonブランドを買収したのは1980年代半ばのことで、この楽器はその買収直前、もしくは直後に製作されたものと思われます。実際の製造日については定かではなく、当時ジュリアンデイト(連番日付)方式が使われていたのかどうかも私には分かりません。しかし、これらの楽器はナッシュビル工場で製作された中でも通常、最も品質が高いものとされています。なお、それらのギターは、私が1987年にGibsonに関わり始める以前に製作されたものです。"

スペック一覧

【Model Specifications】 Details

Body Style:

Super Jumbo

Top:

Solid Sitka Spruce

Back & Side:

Solid Indian Rosewood

Neck:

Mahogany

Fingerboard:

Rosewood, 20frets

Scale length & Nut Width:

645.0mm & 42.0mm

Fingerboard Inlays:

Ludwig Inspired Mother of Pearl Inlay

Bridge:

Ebony, Moustache

Bridge Inlay:

Two Abalone Bars

Bridge Pins:

Ebony With Pearl Inlays

Tuners:

Gibson Gold Tulips

Pickguard:

Original

Other Inlays:

Abalone Flower Pot Headstock

Finish:

Natural

最新情報

レン・ファーガソンが生み出してきた素晴らしいギターたちはいかがでしたでしょうか。
芸術に対する深い造詣を持つ彼の審美眼は、楽器を通して世界中の人々を魅了することを可能にしております。
今回その一端に触れることができ、尊いものを感じました。

前述した通り、2019年よりレンは自身のブランド「レン・ファーガソン・カンパニー(Ren Ferguson Co.)」を再始動させております。
大手メーカーを退き、その地位にとらわれずに今も尚、最高品質のギターを製作していることには目を見張るものがあります。
それはまるで、マスを獲得したミュージシャンが、原点に立ち帰り、自分の追い求める作品を世に残すという作業を成し遂げている姿かのようです。

彼がこれから生み出す作品は一体どんなものとなるのか...

アドバンスギターズは実際にアメリカに出向き、彼が今作るギターを見る機会を作ることに成功しました。

次回の記事に乞うご期待です。

ACKNOWLEDGEMENT

I would like to express my sincere respect to Ren, Timothy and Virginia Ferguson, and their families for giving us this opportunity.
It is with great pleasure that we unite our thoughts and continue to work for the development of the acoustic guitar industry.
Yosuke Inoue