Blue Series チーム再結成のお知らせ
TC楽器とGOATチームはどうやら「SUSTAINOR」の開発に乗り出したようだ。
これまで誰も実現できなかった「Generator」や「Stereo Chorus」「Stereo Echo」を世に送り出してきたチームは、前人未到の域にチャレンする。
イメージ図はつくったが、果たしてサスティナーのリバイバルは作れるのか?
昨年に打診したとき、技術人から「もうイヤです」「無理です」と断られたが、皆が復活を望んでいる最後のお願いをやっと聞き入れてくれ、現在回路の解析をしている。
オリジナル機は高価だしメンテナンスや故障が心配、ラックタイプの形状なのでエフェクターボードに入りきらない…などのお悩みを数々のユーザー様から頂いておりました。コンパクト・エフェクターになれば気軽にスタジオなどに持ち運びOK!
あの”ROCKNAN”の回路を再設計し、日本の工場で組み立てます。ノイズ軽減などオリジナル回路の弱点を克服して、シンプルにROCKMAN(ロックマン)サウンドが楽しめる新製品の開発に「TC楽器」が主導で完全監修します!
このプロジェクトを実現するために、TC楽器エフェクターチーフ佐野のもと、サノフェイスを作り上げたTC楽器エフェクターチームと、ユニーク&マニアックなアイテムを製造/販売する"G.O.A.T"、そして名機と言われる幾多のエフェクターを設計してきたエンジニアと国内工場が手を組み、スペシャル・チームが生まれました。
- GOAT Blue Series -
STEREO ECHO
STEREO CHORUS
GENERATOR
●開発中のイラストです、仕様やデザインは変更になる可能性があります
GENERATOR
ディストーション/オーバードライブ専用のエフェクターです。コンプレッサーが搭載され、ギターで使いやすい周波数帯を調整できるイコライザーを搭載してます
●Distortion Harmonix:ディストーションのゲイン調整を行う。Lowでオーバードライブ、Midで通常のディストーション、Highで強烈なディストーションの3種類をスイッチで切り替え可能。
●Pre Dist EQ:Bass、Mid Boost、2kHzの3種類のイコライザがあり、それぞれブースト、カット可能。
●Treb Boost:トレブル域のブーストのみ可能。奥行きのある音から、前面に押し出したような音などを再現します。
●CLEAN:ギターのボリュームを絞るとクリーンサウンドを強調。
●PHASE:スイッチONでフェイズ打ち消し効果を演出します。
STEREO CHORUS
アナログBBD搭載のコーラスです。甘く柔らかいサウンドで、ディストーションの効いたギターとの相性も抜群です
●Sweep Speed:揺らぎの速度調整。0.25Hz~1Hzの範囲で調整可能。
●Deep Chorus:コーラスにダブラー効果を追加、深みを20msec〜40msec(=オリジナルのON)の範囲で調整可能です。
●Direct Mixer:用途により3パターンの出力方法を選択できます。
●Wide Stereo:ステレオ出力によるコーラスで、正相と逆相による重なりで広がりのある効果を作り出す。
●Normal:一般的なステレオ効果を体感できます、モノラル出力も可能。深みと広がりのバランスが良い。
●Equal:ステレオとモノラル両方可能。ステレオはSweep Speedが非常に速く、深みが浅くなっている。モノラルではSweep Speedが速く深みのあるコーラス。
STEREO ECHO
アナログ回路を使ったディレイ/エコーになります。どのセッティング位置からでも正しいステレオイメージを空間に表現します
●Feedback:ディレイの持続時間を設定します。
●Echo Time:Lで75~300ms、Rで125~500msまで調整可能。
●Pan Select:出力方式をスイッチで選択。上部はステレオ信号がモノ定位のダイレクト信号とミックスされて出力されます。中間はエコーとダイレクト信号が両方ステレオで出力されます。下部は左右で異なるミックス音が出力されます。
●ステレオアウトで独特のエコーサウンドが体験できます。
ABOUT ROCKMAN
BOSTON(ボストン)のリーダー、Tom Scholtz(トム・ショルツ)がSR&D(Scholtz Research & Development)を立ち上げたのが1980年。ブランド名を”ROCKMAN(ロックマン)”とし、エフェクターを中心とする数々のモデルを輩出。元来ロックマンは、「どこへでも持ち運びができてギターを楽しめるように」というコンセプトの元、SONY(ソニー)のウォークマンをヒントに開発されたと言われています。
各モデルのサウンドはオリジナリティ溢れる大変個性的なもので、特に1987年に発表されたDISTORTION GENERATOR(ディストーション・ジェネレーター)は、数あるロックマン製モデルの代表格として君臨していました。DISTORTION HARMO-NIXで歪みのキャラクターを設定し、3バンドイコライザーでトーンをコントロール。
アウト前のトレブルブーストで最終調整が可能。リードブーストでハイゲインサウンドもフォローします。ミドル域の強調された独特なディストーションサウンドはROCKMAN(ロックマン)ならではのもの。
STEREO CHORUSも人気のモデルで、歪みと密接に絡み合い、流れるようなコーラスサウンドが特徴です。特にLONG CHORUSモードはソロプレイ等で最大の効果を発揮してくれます。ディストーションサウンドに分厚い空間系効果をプラスします。 STEREO ECHOは、さらに効果を持たせるべく自身でエコータイムを設定し、左右で異なるエコータイムによって独特な空間の広がりを演出、雄大なサウンドを表現します。誰もが聴いたらすぐわかってしまうような、こだわりのエコーです。
奇しくも’90年代初頭にはデジタルエフェクターの台頭により、完全アナログエフェクターであるロックマンは衰退の一途を辿ってしまいます。しかし、その独特なトーンを持ったサウンドは今もなお色褪せぬ輝きを放っており、根強いファンがまだまだ多く存在しています。
前述のトム・ショルツはもちろん、B’zの松本孝弘氏はレコーディングでプリアンプ/マルチエフェクター型モデルSustainorやヘッドフォンアンプ型モデルのX100を使用。1Uラック型モデルXPRをライブで使用していた経歴があります。
あの独特のサウンドと歪みを備えた ”GENERATOR”と、アナログならではの暖かさと甘さが癖になる ”STEREO CHORUS”、左右のエコーバランスを空間で絶妙にミックスする ”STEREO ECHO” をリリース予定です。
レコードやCDで聴いていたあのサウンドが、今ここに蘇ります!
※”ROCKMAN”,”Sustainor”,”LONG CHORUS”,”B’z”は登録商標です。
※本製品は”SR&D”,”Jim Dumlop”と関係ありません。