重厚な低音と、抜けの良いレスポンス。
ロングセラーYBL-822へ続く、初期ダグラス・ヨーモデル。
[概要]
ヤマハ・バストロンボーン、ダグラス・ヨーモデル。海外限定販売時期の初代モデル。
オフセット2ロータリー。 B♭/F&B♭/F/D。14.30ミリ・スライドボア。9 .5インチ一枚取りゴールドブラスベル。アンラッカー仕様。メインチューニング管ゴールドブラス製(※)。ドーム型ロータリーキャップ、フラット型ロータリーキャップの2タイプ付き。付属品:XENOハードケース(内張切り貼り改造あり)、シングルロータリー仕様時(第2ロータリー脱着時)の継管 ※622デフォルトのイエローブラス製メインチューニング管は付属しません。
[状態]
メインチューニング管、ロータリーキャップを除きラッカー塗装は掛かっていません。スライドエンドクルークに小凹み修正痕あり。アンラッカーのため、くすみや変色はありますがサビや腐食はありません。各所整備・調整済み。
[特徴]
元ボストン交響楽団バストロンボーン奏者、ダグラス・ヨー氏監修モデルとして知られるヤマハYBL-822。本機は、その国内販売に先がけて海外向けに展開されていた初期モデルです。
9.5インチ一枚取りゴールドブラスベル、14.30ミリのスライドボア、オフセット2ロータリーを備えた基本設計は、後のYBL-822にそのまま引き継がれています。さらに本機は、822で変更となったゴールドブラス製のメインチューニング管と、ドーム型のロータリーキャップを装着しており、現行YBL-822に近いスペックとなっています。
2010年より国内ラインナップに加わったYBL-822は、現在も製作が続くロングセラーモデル。モデルチェンジのサイクルが比較的早いヤマハにおいて、同じ設計思想が長く支持されていることからも、オフセット・ダブルロータリーのバストロンボーンとしての完成度の高さがうかがえます。
ゴールドブラスならではの豊かな響きに、オフセット配置によるスムーズな息の流れ。重厚な低音を持ちながら反応は鈍くならず、コンパクトな吹奏感の中で音をコントロールしやすい点が魅力です。アンラッカー仕様ならではの反応の速さ、音の立ち上がりの良さも見逃せません。
今回は、ダグラス・ヨー氏本人が使用していた初期の海外販売モデル。現行YBL-822の完成度へとつながる、いわば原点とも言える一本です。芯のある低音と扱いやすさを求める方におすすめしたい、バストロンボーンです。