『トム・ハレルが愛した、“静”のコンステレーション。』
研ぎ澄まされた美しさを備える、C.G.CONN 36B。
[概要]
コーン製コンステレーション36B。117.5ミリ・イエローブラス・エレクトロ-Dベル(※1)。カプリオン・リードパイプ(※2)。438"スモールボア。ニッケルメッキ+ラッカー塗装仕上げ。楽器重量1160グラム(実測)。1966年製。付属品:純正ハードケース、譜立
※1エレクトロ-Dベル(“Electro-D' bell )…イエローブラスにコパー(銅)メッキとニッケルメッキを多層コーティング。
※2カプリオン(Coprion)…コパー(Copper)とイオン(Ion)の造語。純銅を加工用に開発したコーン社独自銅材。
[状態]
オリジナルラッカー、メッキ90%以上保っています。目立つキズ、メッキ剥がれなし。管内洗浄・軟モノ交換・各所整備・調整済み。
[特徴]
モダンジャズを代表するトランペッター、トム・ハレルが長年にわたり愛用する、C.G.コーン・コンステレーションの小径ベルモデル「36B」です。
コンステレーションといえば、キャット・アンダーソンやメイナード・ファーガソンに象徴される、パワフルな38Bの印象が強いモデルです。130ミリの大型ベルと重量感を持つ38Bに対し、36Bは120ミリ弱の小口径ベルを採用。支柱などのパーツも軽量化され、コンステレーションの芯と密度を保ちながら、より軽快なレスポンスと細やかな表現力を引き出しています。なお、「Lightweight」とは一般的なトランペットより軽いという意味ではなく、あくまで38Bとの比較による呼称です。
ゆったりと湾曲したワイドラップ、長めのマウスピースレシーバー、純銅に近い独自素材を用いたカプリオン・リードパイプ、そして多層メッキ構造のエレクトロ-Dベルなど、コンステレーションを特徴づける設計はしっかり継承。さらに、.438インチのスモールボアと小径ベルの組み合わせによって、音の輪郭とコントロール性が明確になっています。
その響きは、明るく芯がありながら鋭くなりすぎず、深さがありながら重くなりすぎない。立ち上がりが軽快で、アタックや音色の陰影にも素直に反応します。力で押し出すというより、フレージングの中で響きを美しく変化させられる点に、この36Bならではの魅力があります。
派手な“動”の38Bに対し、36Bは“静”のコンステレーション。
研ぎ澄まされた美しさと、制御された表情の豊かさを備えた逸品です。
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