『軽く、速く、太く抜ける。』
LAベンジ最終期のライトウェイト・プラスボアモデル。
[概要]
ベンジB♭トランペット3XXモデル(プラスボア、ライトウェイトベル)。3X(同社標準スロート)、118ミリ・ライトウェイト・イエローブラスベル。11.79ミリ(.464"インチ)MLP(プラス)ボア。銀メッキ仕上げ。楽器重量954グラム。1982年製。付属品:ヤマハ・シングルハードケース(初代カスタムモデル用)
[状態]
マウスピースレシーバー・リセット修理歴あり(ハンダ入れ直し/リードパイプとの接点にメッキ落ち)。バルブケーシング一部にメッキのぷつぷつ。ピストンボタン外周の一部にメッキ落ち。ボトムキャップは3ケとも銀メッキが剥がされています。ベル胴、ベルフレアに小凹み点在>修正済み。その他、スリキズ、磨きキズ点在。管内洗浄、軟モノ交換、各管整備済み。
[特徴]
ベンジ・トランペットは、ライトウェイト・トランペットの先駆的存在として知られるブランドです。ホーンセクションやビッグバンドだけでなく、奏者のスタイルやマウスピースとの組み合わせによって、多彩な音色を引き出せる懐の深さも、ベンジならではの魅力です。
本機は、工場がイーストレイクへ移転する直前、1982年にロサンゼルス工場で製作された最終期の3XXモデル。標準スロートの3Xベルをベースに、通常よりも薄く加工されたライトウェイトベルと、やや広めのMLP〈プラス〉ボアを組み合わせた仕様です。
118ミリの小ぶりなベルからは想像しにくいほど、サウンドは太くブリリアント。ベンジらしい明るく華やかな響きに、ライトウェイトベルならではの素早いレスポンスが加わり、音の立ち上がりも軽快です。
MLPボアによるスムーズな息の入りもポイント。高音域へアプローチした時にも窮屈さが出にくく、音を細くまとめるというより、しっかり息を通しながら伸びやかに鳴らせる感覚があります。
軽快な吹奏感と、太く抜けの良いサウンド。その両方を備えた、ロサンゼルス最終期のベンジらしさを味わえる一台です。