『テナーにも、テナーバスにも。そして42Cだけの吹き心地。』
Bach太管コンバーチブル・モデル。
[概要]
ヴィンセント・バック太管トロンボーン、ロータリーアタッチメント・デタッチャブル、コンバーチブル・モデル。8.5インチ一枚取りイエローブラスベル。.547インチ(13.90ミリ)スライドボア。ラッカー塗装仕上げ。ロータリーアタッチメント取り外し時のテナー用グースネック(ボーゲン)付き。1980年製。 付属品:オリジナルハードケース(外装擦れ・内装カバー破れ傷みあり)
[状態]
スライドエンドクルーク側面に凹み(現状お渡し/詳細画像参照)。ベル、チューニング管に小凹み修正痕点在。スライドバレル、アウタースライド、各管、ベルの広範囲にラッカー落ち、スリキズ点在。ロータリー分解洗浄、軟モノ全交換。各管、スライド整備調整済み。
[特徴]
ヴィンセント・バック42Cは、1970年代後半に登場した太管コンバーチブル・モデル。F管アタッチメントを取り外し、専用グースネックに交換することで、太管テナートロンボーンとテナーバスを用途に応じて使い分けることができます。本機は1980年製です。
古典作品やアンサンブル、ソロなどでテナーとして使えることはもちろん、42Cの魅力はそれだけではありません。脱着式F管の構造上、支柱の位置や固定方法が通常の42Bとは異なり、音の当たり方や息の入り方にも独特のフィールがあります。抵抗が強いというより、反応のポイントが少し違う。その感触を好み、F管を装着した状態でもあえて42Cを選ぶ奏者がいるのが興味深いところです。
生産完了から久しく、もともとの製作本数も少ないため、中古市場で目にする機会は年々減っています。単なる“便利な2WAYモデル”ではなく、構造そのものが生んだ42C独自の吹奏感まで含めて満喫していただきたい一台です。