『華やかに、艶やかに、遠くまで。』
シルキーS Series C管の原点、S22C。
[概要]
シルキー C管トランペット
モデル:S22C/S Series
ベル:5インチ(約127mm)イエローブラス ソルダード・ビード
ボア:11.75mm(.463")Lボア
仕上げ:金メッキ
重量:944g(実測)
製造年:1990年
付属品:なし/本体のみ
※ケースは付属しません。
[状態]
ボトムキャップの一部に金メッキの摩耗あり。バルブケーシングとベルの一部にはごく小さなメッキ浮きが見られます。ベルフレアに引っかきキズ、そのほか全体に薄いスリ痕や小さなアテ痕が点在しています。凹みや事故・大きな修理歴はありません。バルブの気密性、ピストンアクション、各抜差管の動きはいずれも良好です。管内洗浄のうえ、フェルト、コルク、ウォーターキイコルクなど軟モノ類を全交換し、各所調整・整備済みです。
[特徴・魅力]
1983年に登場し、長年シルキーC管の一翼を担ってきたS Series。そのC管モデルがS22Cです。2025年をもって生産完了となりましたが、シルキーらしい軽快な設計と、オーケストラでも存在感を発揮する芯のあるサウンドを両立し、同社C管の一時代を築いたモデルです。
設計の軸にあるのは、シルキーらしい俊敏なレスポンスと高い到達性。息を入れた瞬間に音が立ち上がり、艶やかな響きがそのまま前方へと伸びていきます。このストレートな飛びと輝きは、まさにシルキーならでは。5インチ・ソルダードビードベルとラージボアの組み合わせにより、軽やかな吹奏感を保ちながらも音像は痩せず、しっかりとした芯と密度を備えています。
現行のHD Seriesのような重厚で塊感のある響きとは方向性が異なり、S22Cが得意とするのは、“鳴らし切る軽快さ”と“音の伸び”。このバランスこそS Seriesの持ち味。NHK交響楽団の首席を務めた津堅直弘氏が長年愛用していたことからも分かるように、ソロからオーケストラまで幅広い現場で信頼され、1番奏者に求められる明確な発音や遠達性にも十分に応えます。
生産を終えた今も、その完成度と音楽的な魅力は色褪せません。軽快なレスポンス、艶やかな響き、そして遠くまで伸びるサウンド。現代的な重厚さとは異なる、シルキーならではのC管らしさを存分に味わえる、S Seriesを象徴する一台です。