『柔らかく、濃密。そして艶っぽい。』
ジャズ・トランペットの金字塔、1949年製 Martin Committee Deluxe。
[概要]
マーチン B♭トランペット
モデル:Committee Deluxe #2
ベル:122mm/二枚取りイエローブラス
ボア:.453"(#2)
バルブケーシング:洋白・真鍮製2ピース構造
レシーバー/アウターチューブ: 洋白製
仕上げ:ラッカー塗装
重量:1030g(実測)
製造番号:170xxx
製造年:1949年
付属品:Martin ヴィンテージ・ハードケース
[状態]
ラッカー塗装は7割程度保っています。ベル後方凹み修理歴(ラッカー剥がれ箇所)あり。板金痕の凹凸、側面の小打痕残(現状お渡し)。2番抜き差し管凹み>修正済み。バルブケーシング、ベル胴の一部のラッカー剥がれ。各管のクリアランス、ピストン気密性、アクション良好。管内洗浄・軟モノ交換、各管整備調整済み。
[特徴]
ジャズ・トランペットの歴史にその名を刻む、マーチン「コミッティ」。本機は1949年に製作された、初期デラックス仕様の貴重な一本です。
精緻な彫刻が施されたベルに加え、バルブケーシング上部、マウスピース・レシーバー、アウターチューブには洋白を採用。真鍮とのコントラストが美しく、通常モデルとはひと味違う風格を漂わせています。なお、レシーバーに「DELUXE」の刻印が入るのは、1961年のRMC傘下以降のモデルから。本機はそれ以前の初期デラックス仕様にあたります。
コミッティの真骨頂は、吹き手の息遣いやアンブシュアの微妙な変化を、ダイレクトに音へと映し出す独特のレスポンスにあります。音程をがっちりと固定するのではなく、音を揺らし、滲ませ、自在にニュアンスを操る。そんなジャズ・トランペットならではの表現を受け止めてくれる、懐の深い吹奏感が魅力です。
ベル後方には凹み修理痕が残るなど、外観には相応の使用感が見られます。しかし、楽器としてのレスポンスとサウンドは申し分なく、管内洗浄、軟モノ交換、各管整備・調整済み。ピストンの気密性やアクション、各管の作動状態も良好。ヴィンテージの味わいを残しながら、演奏道具としてもしっかりと応えてくれるコンディションです。
美しいだけでも、古いだけでもない。ひと息吹き込めば、幾多のジャズ・ジャイアンツを魅了してきたコミッティの真価が伝わってくる。そんなロマンを秘めた1949年製デラックスです。
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