『R13が時代を席巻した頃、ルブランも黙ってはいなかった。』
フレンチボアの潮流に挑んだ、知られざるLeblanc L27。
[概要]
ルブラン B♭クラリネット
モデル:L27
管体:グラナディラ
キイ:銀メッキ仕上げ
製造年代:1970年代後半
付属品:
・中古軽量セミハードケース
・Leblancマウスピース
※ティース痕、変色あり
・リガチャー
[状態]
キイ部分にスリ痕、アテ痕が若干見受けられます。メッキ剥がれ・ひび割れ等はありません。全タンポ(ホワイトレザー)、コルク交換オーバーホール調整済み。
[特徴]
1970年代、クランポンR13に代表される細管系フレンチボアが世界のクラリネット界で大きな存在感を持つようになるなか、ルブランも新たな方向へ舵を切ります。L7を皮切りに展開された細管系上位シリーズのひとつがL27。明るく色彩感のあるルブランらしさを残しながら、当時主流となりつつあったフレンチスタイルを強く意識した設計が採り入れられた、意欲的なモデルでした。
音程面はやや個性があり、楽器側がすべてを整えてくれるというより、息やアンブシュアによって奏者自身が響きを作っていくタイプ。そのぶん、吹き手との相性が合えば、明るく生き生きとした響きと、ルブランならでは個性を楽しめます。
L27は国内未入荷だったため、目にする機会は少なく、現在ではその存在自体を知る人も多くありません。 単なる「古い高級クラリネット」ではなく、R13という大きな潮流に対して、ルブランがどんな答えを出そうとしたのかを実際に吹いて確かめられる一本です。 実用性だけでは測れない、ヴィンテージならではのロマンを楽しんでいただきたいL27です。