Martin / 1979年製 D-18
確かに現代のD-18は、プレイヤーのどんな要求にも応えてくれる極めて優秀な楽器です。しかし、どれだけ丁寧に弾き込んでも、どこか優等生な枠を飛び出してくれない。
そんな漠然とした物足りなさや寂しさを、心のどこかで抱えてはいませんか。
あなたが本当に求めているのは、過剰に洗練された綺麗な音ではなく、もっと泥臭く、木という生き物がダイレクトに空気を震わせるような「生の鳴り」なのかもしれません。
こちらの1979年製のMartin D-18は、まさにその渇きを身体の芯から癒やしてくれる特別な一本です。

70年代後半の中期にあたる時期に製作されたこのギターは、約半世紀という途方もない歳月を経て、現代の技術では決して再現できない「鳴りの領域」に達しています。
シトカ・スプルースとマホガニーの組み合わせという、アコースティックギターの原点にして極致とも言えるマテリアル。
その木質に含まれていた水分の抜け切り、内部の樹脂が結晶化したことで、ボディ全体が軽量でありながら驚くほど強固な音響箱へと変貌を遂げています。
弦を弾いた瞬間、低音は野太く腹に響き、中高音は角が取れたまろやかさを持ちながらも、決して埋もれることのない強烈な芯を主張します。
現代の新品が持つ「カチッとした硬さ」とは対極にある、荒々しくも温かい、楽器本来の生々しさがあります。
そして、この個体の佇まいを決定づけているのが、トップ材に刻まれた繊細なウェザーチェックの数々です。

近年ではレリック加工と呼ばれるエイジング技術が人気を博していますが、このギターにある塗膜のヒビ割れは、本物の時間と環境の変化だけが生み出した「歴史の証明」そのものです。
長年、誰かの生活に寄り添い、歌を支え、季節を越えてきた証。
手に取った瞬間、ヴィンテージギターが持つ特有の温もりと生きているような質感が、指先を通じてダイレクトに伝わってきます。
[スペック/付属ケース]
TOP : Spruce
BACK/SIDES : Mahogany
FINGERBOARD/BRIDGE:Rosewood
NECK:Mahogany
NUT WIDTH : 42.5mm
SCALE : 645mm
CASE : Original Black Hard Shell Case
[コンディション]
-ボディトップにウェザーチェックが見られますが、年代を考えると非常に綺麗なコンディションです。
-音のビリつきや詰まりもなく演奏状態は良好です。
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 2.0mm
-サドル突き出し量:約 1.5mm〜1.7mm
-ハードケース上面のMartinロゴプレートが欠品しています。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。