ウィーンの気品、そのままに。
軽やかに鳴り、しなやかに謳う──シャーゲルMod.Wien。
[概要]
シャーゲルC管ロータリー・トランペット、Mod.Wien。金メッキ仕上げ。128ミリベル。自社製ロータリーバルブ。Hi-C,H,Aキイ、第3エクステンドトリガー付き(※)楽器重量1033グラム。2018年製。ガボール・タルケヴィ氏選定品。ケースなし。本体のみの販売品です。新品価格1,676,400円 ※トリガーの押金は現行製作品のレバー形状ではなく、旧タイプのボタン形状です。
[状態]
目立つキズ、凹みのない極上美品コンディションです。ロータリー分解、管内洗浄、軟モノ交換、各所整備済み。
[特徴]
W-2001、Viennaモデルの系譜を受け継ぐ後継機として位置づけられるMod.Wien。現在のシャーゲルが主軸とする「BERLIN HEAVY」が重厚さと現代的なコントロール性を追求しているのに対し、本機はウィーンの伝統的な響きを色濃く残したモデルです。
最大の特徴は、軽やかな吹奏感としなやかなレスポンス。息を入れた瞬間に自然に音が立ち上がり、そのまま無理なく前へ抜けていきます。反応は非常にスムーズで、演奏の流れを止めません。前身W-2001からの軽量化により取り回しも向上し、長時間の演奏でもストレスを感じにくい設計です。繊細なニュアンスにも素直に応えてくれます。
さらに注目すべきは、本機がガボール・タルケヴィ氏による選定品である点。ベルリン・フィル首席として重厚なサウンドを担っていた時代においても、この“ウィーンタイプ”を選定している事実は、本機の完成度と実用性の高さを物語っています。
サウンドは、輪郭が明確でありながらも硬さを感じさせず、柔らかく広がるウィーンらしい響き。重量感に頼るのではなく、音の流れと歌い回しで音楽を作っていくタイプの一台です。そうした音作りを求める奏者にこそ応えてくれる、シャーゲルのもう一つの核となるモデルです。