[概要]
ヒューバー・ミュージック製作のトランペット/コルネット用ミュート。
[特徴]
ニューヨーク・ブルックリンにて製作されている"ヒューバーミュート"。カップをはじめ、ストレート、ワウワウ、ピクシー、ソロトーンなど多様なミュートを製作しています。一貫しているのはいずれも「入手不可となった古いクラシカルなミュート」がベースとなっていること。
シャストック、レイ・ロビンソン、シカゴ期のニューストンラインなどのヴィンテージサウンドを、ヒューバー・ミュージック独自の解釈も交えて、より扱いやすい形で復刻いたしました。
●ストレート
底部の材質が異なる3種類から選択可能。
“プラスティック”は柔らかい音の輪郭と、広がりのあるサウンド。落ち着いた暖かい音色を求められる場面に最適です。
“ステンレス・スチール”は、えぐみすら感じるような、ジャリッと鳴る独特のサウンド。ダークで重い、吹き込めば力強く、他のミュートにはないキャラクターです。
“アルミニウム”は程よい音の輪郭と、焦点の合ったサウンド。多くの奏者が最も親しみやすいものですが、やや柔らかいニュアンスを得られます。
●カップ
ボディ2種、カップ3種の組み合わせによってサウンドが異なり、それぞれ別売りとなっています。
・ボディ
“タイプA”は入口の穴が大きく、ストレート部が長い設計。シャストックのカップミュートにインスパイアされたもので、明るくオープンなカップ・サウンドが得られます。
“タイプB”はヒューバー独自の設計。入口の穴が小さく、テーパーを長めにすることで内部の空間を多めに確保し、カップらしい柔らかなサウンドが強調されています。聞き馴染みのあるカップ・サウンド。
・カップ
“ボウル”はすでに廃盤となったシャストックのカップミュートサウンドをベースとして設計されました。
“フェルト・ライン”はすでに廃盤となったレイ・ロビンソンのカップミュートサウンドをベースとして設計されました。
“スキャロップ”は伝統的な古いシカゴ時代のニュー・ストン・ラインのカップミュートサウンドをベースとして設計されました。
●ステップ・ワウ
いわゆる一般的なワウワウ・サウンドではありませんが、スウィング・ジャズで求められるような甘いサウンドを再現するのにぴったり。Harry Edisonが1944年の録音で使用しています。
●ソロトーン
1930年代のシャストックをイメージしたこのソロミュートは、付属の2種類のパーツと合わせてオープン、M、Lの3種類から吹奏感とサウンドを選ぶことが出来ます。ディキシーや古い年代のビッグバンドなどで使用することがあります。
●ピクシー
プランジャーミュートと合わせて使用することで、多彩でオープンなサウンドが得られます。プランジャーをクローズした際にも音が裏返りにくく、安定した低音域と、確実なプレイを可能にします。
伝統的なスタイルの丸型はややコンパクトな、まとまったサウンド。ボトムがフラットなタイプはオープンでモダンなサウンドです。いずれも従来のピクシーより抜群に音程バランスに優れ、使いやすいミュートへ進化しています。
●メロー・ワウ
ヴィンテージのサウンド感を踏襲しつつ、クリアなイントネーションが得られます。ワウワウよりもやや柔らかい、繊細なサウンドを求める場面ではこれ一択!