『甘く、あたたかく、心に残る音』いまも探し続ける人がいる理由が、ひと吹きでわかる。1961年製 オールド・ヘインズ レギュラーモデル。
[概要]
オールド・ヘインズ総銀製フルート。ドゥローン・トーンホール仕様のレギュラーモデル。オフセット・カバードキイ。C足部管。製造番号310xx。1961年製。付属品:オリジナルハードケース(蓋の接合部に補修/テープ剥がれあり)、他社製ケースカバー、クリーニングロッド
[状態]
頭部管裏に極小浅凹み(ヘッドコルク挿入部分)。その他は経年による薄いスリ痕、磨き痕が点在する程度。綺麗なコンディションが保たれています。機能面のコンディションも良好です。全パッド、フェルト、コルク交換オーバーホール調整済みです。
※大久保管楽器店販売のフルートはフルート専門技術者により調整・整備を行なっております。こちらのフルートはご購入から3年間調整保証サービスがつきます。(パーツ交換を伴わない調整・点検)
[特徴]
モダンフルートの礎を築いたアメリカの名門、ヘインズ。その中でも1950年代後半から60年代にかけて製作された、いわゆる“オールド・ヘインズ”は、今なお特別な存在として語られています。本機は製造番号31xxx、1961年製。多くの奏者が「黄金期」と呼ぶ時代の1本です。
オールド・ヘインズの魅力は、音量やパワーではありません。息を入れた瞬間に立ち上がる、甘く、やわらかく、どこか気品のある響き。中低音には特に色気があり、フレーズの終わりまで自然に謳ってくれます。“パワフルに響かせる音”とは方向性が異なりますが、その分、音楽そのものに耳を澄ませたくなる音色です。本機はレギュラーモデルですが、やや厚みのある管体が産み出す、落ち着いた鳴りも特徴のひとつです。昨今のフルートのようにイージーに鳴らせる楽器ではありませんが、音を丁寧にコントロールしようとするほど、きちんと応えてくれる──そんな楽器です。
かつてランパルをはじめ、世界中の名手たちがこの時代のヘインズに惹かれた理由は、スペックだけでは語りきれません。
「今のヘインズも良い。でも、探しているのは“あの頃の音”」そう感じている方にとって、このオールド・ヘインズは、きっと特別な出会いになるはずです。
ビンテージならではのロマンと、きちんと整備された安心感。
音色に惚れて楽器を選びたい方へ、静かにおすすめしたい一本です。
☆フルートのお手入れ方法