Epiphone / 1966年製 FT-45 Cortez
この1966年製FT-45 Cortezは、Gibsonと同じ工場で生まれたEpiphoneであり、ボディシェイプはGibson B-25やLGと同寸のスモールボディです。
スペックの上では共通点も多い存在ですが、実際に抱えて弾けば、その印象は明確に異なります。

ソリッド・スプルーストップとマホガニーのオール単板構成が生み出すのは、乾いた立ち上がりと、どこまでも伸びていく開放的な響き。
小ぶりなボディから想像する以上にスケール感があり、コードをストロークすれば音像は想像以上に広がり、アルペジオでは一音一音が凛とした輪郭を保ちます。
Epiphoneヘッド側の寸法差からか、同型のB-25と比べてわずかにテンション感があり、それが音にハリと推進力を与えています。

軽やかなのにルーズではない、その絶妙なバランスが、つい手に取ってしまう気持ちにさせてくれます。
この年代特有のプラスチックブリッジは経年での変形が懸念されますが、本器はブラジリアン・ローズウッド製ブリッジへと交換されています。

音の芯をより強固にしながら、将来的な安心感も備えています。
指板とブリッジに用いられたハカランダ特有の粘りと倍音の複雑さが、マホガニーボディの素朴さに奥行きを与え、ヴィンテージらしい艶やかな余韻を描き出します。
ヴィンテージにありがちな神経質さはなく、現役でバリバリ使い込めるコンディション。
大きな音で圧倒するギターではありませんが、自宅でふと爪弾いた瞬間に「ああ、これでいい」と思わせてくれる存在です。

数あるKalamazoo製の中でも、安心して実戦投入できるコンディションと、確かな鳴りを兼ね備えた個体は決して多くありません。
派手さではなく、本質を選びたい方へ。これからの時間を共に過ごすヴィンテージとして、しかし強くおすすめいたします。
[担当者コメント:望月]
Gibsonと同じ工場、スペックで作られているはずなのですがEpiphoneの音と空気を感じます。不思議です。
後述のように現在に至るまでメンテナンスやリペアをされてきた個体で、この時代に弾ける状態で現存していることに感謝したいです。
Gibsonスモールボディと比較すると音にハリがあるように感じ、より扱いやすく感じる方もいるかもしれません。
思う存分弾き倒してほしい1本です。
[スペック/付属ケース]
TOP:Solid Spruce
BACK/SIDES:Solid Mahogany
NECK:Mahogany
FINGERBOARD/BRIDGE:Brazilian Rosewood
SCALE:621mm
NUT-WIDTH:40.0mm
CASE:TKL Hardshell Case
[修理・加工歴/交換パーツ/外観コンディション等]
※中古/ビンテージ品につき当店で検品してわかる範囲での情報です。
あらかじめご了承ください。
-経年によるピックガードの収縮により、ピックガード交換されています。
-ブリッジがプラスチックブリッジからハカランダブリッジへとリプレイスされています。
-ボディトップセンターシームの接着/補強修理あり。
-ボディ全体にオーバーラッカーが施されています。
[演奏コンディション]
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 2.0mm
-ビビりや音詰まりといった、演奏における問題はございません。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。
2026/02/25