『空間へ解き放たれる音。ビバップ誕生の胎動を支えた名器。』
コーン“Naked Lady” 6M VIIIスタンプ、1941年製・奇跡の極上品
[概要]
コーン・ヴィンテージ・アルトサクソフォン“Naked Lady” 6Mモデル。ヴィンテージ・ハードケース付き。1941年製。
[状態]
U字管に小浅凹み点在>修正済み。ネック側面、ボディ裏中央にわずかなラッカー塗装剥がれが見受けられる以外は目立つキズ、凹み、ラッカー塗装傷みのない極上美品コンディションです。管内洗浄、全タンポ(CHANUプラスチックレゾネーター装着)、コルク、フェルト全交換によるオーバーホール調整済み。
[特徴]
1940年代ジャズの進化とともに語られる名器、C.G.コーン “Naked Lady” 6M。目を引くのは、6Mを象徴するマイクロチューナー付きネック。その実用性はさておき、約200グラムにも及ぶ重量を持つネックが、台座を持たない軽量なボディの鳴りをほどよく引き締め、音の輪郭を整える役割を果たしています。
ロールド・トーンホールは、ノイズ感を抑えつつ、音に自然な広がりと厚みを付加。さらに、各部キー支柱は台座を設けず管体へ直付けされており、振動を妨げる要素が極めて少ない構造です。そのため、音は立ち上がりと同時に管全体へ伝わり、空間を大きく満たすように鳴ります。
低音B、B♭キーがベル左側に配置されるなど、設計思想はセルマーによる人間工学的レイアウト以前のもの。しかしその分、本管のトーンホールは一直線上に並び(インライン・トーンホール)、息の流れは極めてスムーズです。反応はヴィヴィッドで、音程バランスも安定しています。
本機は1941年製、いわゆるVIIIスタンプ期の個体。わずかなラッカー剥がれを除けば、80年以上の時を経た楽器とは思えないほどの極上コンディションを保っています。演奏性、保存状態ともに、非常に完成度の高い一台です。
太く、豊かで、空間へ自然に広がる音。ビバップ黎明期、チャーリー・パーカーが切り拓いた自由な表現を支えた、そのサウンドの原点がここにあります。
単なるヴィンテージではなく、JAZZの転換点を内包した“生きた名器”。
その価値を、ぜひ体感してください。
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