エレキギター担当ニヘイ&オダです!
1987年にFenderの最高峰セクションとして設立されたFender Custom Shop。
Fender Custom Shopは市販モデルはもちろん、ビンテージモデルの復刻やシグネチャー/アーティストモデルの制作など、レギュラーラインとは一線を画したモデルの制作を担っています。
Custom Shopの中でもレギュラーラインの他に、”Team Built”と”Master Built”に分けられ、現在のCustom Shopの中でも最高峰ラインがMaster Built Seriesです。
Master Built SeriesはFender Custom Shopの中でも経験/知識共にトップクラスのFenderを極めたビルダーが、一人で1本のギターを木材の選定から仕上げまでを行っているモデルです。
そんな世界の大御所ミュージシャンたちからも絶大な信頼を得る彼らの作る”Master Built”がなんと複数本入荷!
今回は入荷したMaster Builder Seriesと制作したMaster Builderを簡単にご紹介!
Telecaster Thinline NOS Masterbuilt By Yuriy Shishkov
1968年に発売されたTelecaster Thinlineの伝統的なスペックを踏襲しながらも、
インレイにマザーオブパールを使用したつば出し22Fネックなど、これぞmaster Bulit でしか出来ないような2015年製 Telecaster Thinlineです!
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Yuriy Shishkov
ユーリ・シスコフ 1964年生まれ、旧ソビエト連邦出身。
ユーリ・シスコフ 1964年生まれ、旧ソビエト連邦出身。
マスタービルダーの中でも”プリンシパル”という称号を持つ唯一のビルダー。
彼は1986年に旧ソビエト連邦でギターの制作を始め、その後1990年にアメリカへ移住。
Washburn社にてマスタールシアーを務めた後、2000年にFenderに入社。現在ではマスタービルダーチーム内で最も重要なポジションを務めている。
彼の最大の持ち味は精巧なインレイワークと、宝石などをあしらった芸術的な装飾。
近年では彼が手がけたストラディヴァリウスをモチーフとした『ヴァイオリンマスター・テレキャスター』が日本で4本限定発売されたことも話題になった。
主な使用アーティスト
◼︎ Jimmy Page
◼︎ Paul Stanley
◼︎ Nuno Bettencourt
◼︎ Prince
◼︎ Keith Urban
1960’s JAGUAR Rosewood Neck Masterbuilt By Greg Fessler
日本のShow向けに制作されたRosewoodネックを採用した特別な2017年製Jaguar。
ネックにRosewoodを使用している時点で特別感の強い個体ですが、ボディ塗装がDesert Sandで仕上げられているという隅から隅まで特別な仕様の個体です!!
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Greg Fessler
グレッグ・フェスラー
グレッグ・フェスラー
1961年生まれ、カリフォルニア出身。
1990年にFenderに入社し、カスタムショップで33年のキャリアを持つ、歴代マスタービルダーの中でも最も長く在籍する最古参。
ロベン・フォードのシグネチャーで、のちに”エスプリ”と呼ばれるようになったモデルの制作に携わり、後にロベン・フォードの専属ビルダーとなる。
彼の徹底した細部へのこだわりは、多くのアーティストから支持を得る、グレッグの手腕に惚れ込んだトップギタリストは数多い。
主な使用アーティスト
◼︎ Joe Bonnamasa
◼︎ Jeff Healey
◼︎ Hank Marvin
◼︎ John Mayer
◼︎ Rhonda Smith
◼︎ Neil Schon
◼︎ Pete Wentz
◼︎ ken (L’Arc~en~Ciel)
1958 Stratocaster Relic Master Built by Paul Waller
2011年のTokyo Guitar Showのために制作されたStratocaster。
Alder BodyにMapleネック、指版Rは7.25とビンテージスタイルとして制作された個体!
ピックアップにはアビゲイル・イバラが巻いたFat 50s Single Coilを搭載。
レギュラーラインにはあまり見かけない1958年仕様の個体です!
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1953 Esquire Master Built by Paul Waller
1950年からFenderのラインナップにあるEsquireを復刻したHeavy Relic仕様の2021年製の1本。
1953年に12フレットのポジションマーク幅が広くなったのが特徴。その頃の仕様も再現されています。
本来PUセレクターの役割を持つ3wayスイッチはトーンセレクターとなっており、ハイカット/レギュラー・トーン/ストレート・トーンと1PUではありますが、様々なサウンドを出す事が出来ます。
パッと見ビンテージと間違うほどの貫禄を持つEsquireです!!
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Paul Waller
ポール・ウォーラー
ポール・ウォーラー
1979年生まれ、カリフォルニア出身。
14歳の頃に高校の木工所で初めてギターを作り、クラフトマンの道を志す。
2003年にFenderに入社、数多くのカスタムショップビルダーたちに師事し、2010年にマスタービルダーへ昇格を果たす。
数多くの大御所ギタリストのギターに携わっており、バディ・ガイやローリング・ストーンズのキースリチャーズ。日本人ギタリストではCharの数々のモデルも手掛けている。
主な使用アーティスト
◼︎ Adam Clayton (U2)
◼︎ Bono (U2)
◼︎ Keith Richards (The Rolling Stones)
◼︎ Ronnie Wood (The Rolling Stones)
◼︎ Buddy Guy
◼︎ Nile Rodgers
◼︎ Troy Van Leeuwen (Queens Of The Stone Age)
◼︎ Char
1954 Stratocaster Relic Master Built Series by John English
ストラトキャスター最初期の仕様を伝説のマスタービルダーJohn Englishの手によって再現された2004年製の1本。
メイプルネック・アッシュボディで、パンチがありながら輪郭のはっきりとした抜ける音が特徴です。
ダークブラウンの2トーンサンバーストのボディは、全体に細かくウェザーチェックが入り、随所に見られるレリック加工も嫌味を感じさせない、非常に上品な雰囲気で、2007年に惜しくもこの世を去ったJohn Englishの技術が光ります。
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John English
ジョン・イングリッシュ
ジョン・イングリッシュ
1950年生まれ、2007年(満57歳)没。
1972年Fenderに入社、Fenferオリジナルメンバーと共に歴史を築き上げる。
一時期Fenderを離れるも、1980年代末に復帰し、カスタムショップのオリジナルビルダーとして活躍。
カスタムショップ製品の核となるレリック・シリーズの開発において重要な役割を果たしたと言われる。
カスタムショップ初のシグネチャーモデルギターを生み出し、春畑道哉とはFender初の日本製シグネチャーギターを制作した。 2007年に57歳の若さでこの世を去るまで第一線でギターを制作し続け、世界的に絶大な評価を得る偉大なビルダーとしてFender社の歴史にその名前が刻まれた。
お問い合わせ:エレキギター担当 ニヘイ / オダ