S.Yairi / 1970年製 YD-302
国産アコースティックの中でも注目度の高い1970年代。
本来、YD-302はローズウッド仕様のモデルとして知られています。
しかし、この個体は1970年製の初期に該当し、サイドとバックにはハカランダが使用されております。

木目の流れ、色味、密度、そのどれもが「これは良いところを使っている」と一目で分かる木取り。
ケースから取り出した瞬間、まずルックスで心を掴まれる。そんなギターです。
国産合板ギターというと、どうしても重量があり、鳴りが抑えられた印象を持たれがちですが、この個体は約1.95kgと軽量です。
その軽さがそのままレスポンスの良さにつながっており、ピックを当てた瞬間に、音が前へ飛び出してくる感覚があります。
アタックは明確で、輪郭は太く、それでいて余計な濁りがありません。
現在のセッティングは弦高を低めに整えており、軽く触れるだけでも音は素直に立ち上がります。
しかし、このギターの本当の魅力は、あえて少し強めに弦をドライブさせたときに現れます。
パンッと弾けるような立ち上がり。
そのサウンドは、まるでアンプを通したかのような“ドライブ感“があり、コード一発でも絵になる音です。
何気なく手に取ったはずが、気づけば時間を忘れて弾き続けている。
指弾きでも、ストロークでも、「もう一度鳴らしたい」と思わせる魔力があります。
コンディション面でも特筆すべき点があります。
1970年製としては非常に状態が良く、塗装の白濁もほとんど見られません。これまで大切に扱われてきたことが、触れれば自然と伝わってきます。
国産ビンテージを、もう一段深く楽しみたい方へ。
そして、日常の中でギターを弾く時間を、より特別なものに変えたい方へ。
[スペック/付属ケース]
TOP : Solid Spruce
BACK:Jacaranda / Mahogany 3P
SIDES :Jacaranda
FINGERBOARD/BRIDGE:Ebony
NECK:Mahogany
NUT WIDTH :43.5mm
SCALE : 643mm
CASE : Chipboard Case
[あんしん保証:1ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。