細管の俊敏さに、太管の深み。
“走るダークトーン”が切り拓く、新しいテナートロンボーンの領域。
[概要]
ヤマハ YSL-895EN
中川英二郎シグネチャーモデル(細管テナー・トロンボーン)
・8インチ 一枚取りイエローブラスベル
・スライドボア:12.90mm(細管)
・アウタースライド/エンドクルーク:イエローブラス製
・ゴールドラッカー仕上げ
・2023年製
付属品
・専用マウスピース(SL-WIJIRO/未使用)
・純正ハードケース(ショルダーストラップ付)
新品参考価格495,000円
[状態]
使用数回のみ。スライドエンド管に極小浅凹み・スリ痕。エンド補強板に極小ラッカー染み。その他はスリキズ、凹み、ラッカー落ち、修理歴のない極上美品コンディションです。軟モノ交換・各所整備・点検済み。
[特徴]
日本を代表するトロンボーン奏者、中川英二郎氏の全面監修により誕生したヤマハのシグネチャーモデル YSL-895EN。
2007年に登場し、本器は2013年のマイナーチェンジ以降に採用されたライトウェイト・スライド仕様です。
このモデルを初めて吹いたとき、多くの方がまず感じるのは音色の方向性でしょう。
細管テナートロンボーンでありながら、響きは太くダーク。密度のある音で、スケール感はむしろ太管に近い印象を受けます。
一方で、軽量化されたスライドによるレスポンスの良さは細管らしい持ち味です。
軽く息を入れた瞬間から音が自然に立ち上がり、フレーズの動きや細かなニュアンスにも素直に反応します。
また、高音域から低音域まで、ppからffまでトーンのキャラクターが大きく変わらない点もこのモデルの魅力。
音量や音域が変わっても響きの芯が掴みやすく、演奏中の安心感があります。
俊敏な反応と、落ち着いた音の密度。
例えるなら、スポーツカーの軽快さとセダンの安定感を併せ持つスポーツセダンのような性格でしょうか。
ビッグバンドやジャズはもちろん、ブラスアンサンブルなどの編成でも違和感なく溶け込みます。
細管テナーの機動力を保ちながら、もう少し太い響きを求める奏者にはうってつけの一台です。