K.Yairi / 2014年製 BL-95
本モデルはドレッドノートよりもわずかに広いボトム、深めのくびれを持つBLボディは、いわゆるセミジャンボ設計。

1cm広いだけ、と言えば小さな差ですが、この1cmが生み出す空気量の違いは、実際に鳴らしたときに明確な差として現れます。
低域は太く、それでいて膨らみすぎず、ストロークではコードの輪郭が崩れない。
フィンガーピッキングでは一音一音が素直に立ち上がり、指のニュアンスに即座に反応するレスポンスの良さがあります。
トップにはスプルース単板。
張りのある立ち上がりと透明感のある高域は、歌を邪魔せず、しかし確実に土台を支える強さを持っています。
サイド&バックのローズウッドは、倍音を豊かに含みながらも、芯のある中低域を形成し、全体のサウンドを引き締める。アタックの明瞭さと安定感を両立し、国産ハンドメイドらしい丁寧な組み込み精度が、その振動を無駄なくボディへ伝えます。
そして特筆すべきは、ヤイリ独自のエアリーブレース。
振動効率を高めるこの構造により、軽いタッチでもボディ全体がふわりと反応し、強く弾けば空気を押し出すようなラウドネスを発揮します。
確実に前へ出る「鳴らしている実感」をはっきりと感じさせてくれる響きです。
「ナット幅42mmにスリムなネック」という設定も絶妙です。

手の大きさに関わらず握り込みやすく、コードチェンジのストレスが少ない。
長時間の演奏でも疲れにくく、気づけばもう一曲、もう一曲と弾いてしまう。
楽器が身体の延長になる感覚、それは、弾き続けたくなるギターの条件の一つではないでしょうか。
だからこそ、音を本気で届けたい人にこそふさわしい1本だと感じます。
付属ケースは当店のみで取り扱っているギグバッグが付属します。
軽さと安心感を両立して、持ち運びに適しています。
その他にもこだわりが詰まったケースです、詳しくはこちらのページもご覧ください。
ドレッドノートサイズに合わせて作られているため、ボディ下部にあたる部分については少しタイトではありますが、普段使いの上で問題ございませんのでご安心ください。
[スペック/付属ケース]
TOP : Solid Spruce
BACK/SIDES :Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE:Rosewood
NECK:Mahogany
NUT WIDTH :42.0mm
SCALE : 643mm
CASE : Hundred HSC-AⅡ

[修理・加工歴/交換パーツ/外観コンディション等]
※中古/ビンテージ品につき当店で検品してわかる範囲での情報です。
あらかじめご了承ください。
-ヘッドとネック裏に、微かな傷がございます。
[演奏コンディション]
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 1.7mm
-サドル突き出し量:約 3.5mm〜4.0mm
-ビビりや音詰まりなど、演奏における問題はございません。