Martin / 1979年製 D-41
「D-45には出せないサウンドを秘めた1本」
1969年、Martinのキング・オブ・フラットトップD-45をもっと手頃な価格で所有できるギターとして生産されたD-41。
しかし、ただの廉価版というわけではなく40番台の仕様をしっかり反映し豪華な装飾を纏っています。
ーD-41の秘めたる音色
トップには厳選されたシトカ・スプルースを使用。
74年にジャーマン・スプルースから上記の木材に変更になりましたが決して悪いイメージではなく、きめ細かい杢目のスプルースが厳選されています。

サイド/バックにはインディアンローズウッドが使用されています。
縦に入った柾目取りで美しい杢目を感じられます。

ピックガードは艶のあるべっ甲柄が使用されています。
飴色のスプルースにとても映えるルックスです。
また、ピックガードはサイズの大きいものへと交換されています。

指板はエボニーが使用され、D-45のDNAを受け継いだアバロンのヘキサゴンインレイが施されております。
細かいところですがD-45に比べるとひと回り小さいサイズになっており、スタイリッシュで引き締まった印象を受けます。

指板同様エボニーを使用したブリッジはショートサドルがマウントされており、ストローク時の弦振動をしっかりトップに伝達します。

ネックは厚すぎず、薄すぎず、程よく手に馴染むグリップ感です。

サウンドホールを飾るロゼッタはアバロンを使用し、D-45に劣らない輝きを放っています。
また、ドレッドノートを飾るパーフリングはアバロンで飾られており、D-45に比べ控え目ではありますが、落ち着いた雰囲気が好きな方はおすすめな1本です。

ヘッドストックには経年によりクリーム色に変化したバインディング、40番台の象徴として入れられるC.F.Martinの縦ロゴが入っています。
このヘッドを見るたびに特別なギターを所有している優越感に浸れます。

チューニング・マシンはGROVER社(刻印なし)のペグが取り付けられています。
ヘッド裏にはビス穴が追加されていることから、恐らくWEVERYのオープンバックのペグが付いていたことが推測できます。

付属のケースはMartinロゴ・プレートが欠損していますが、このケースを開けた瞬間にD-41の美しさに惹かれること間違いなしです。
ぜひ、憧れのMartin40番台の魅力をその手で体感してください。


[スペック/付属ケース]
TOP : Sitka Spruce
BACK/SIDES : Indian Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE:Ebony
NECK:Mahogany
NUT WIDTH : 42.5mm
SCALE : 644mm
CASE : Original Black Hard Shell Case(ロゴ欠品)
[コンディション]
-全体的に細かく入るウェザーチェックがこれまでのストーリーを物語っています。
約50年近く経ちますがノークラックというところが大切に手を入れて使用されていた事が伺えます。
-音のビリつきや詰まりもなく演奏状態は良好です。
-12フレット上での弦高:6弦側 2.4mm、1弦側 1.9mm
-サドル突き出し量:約 1.0mm
-ネックはオーバーラッカーが施されていますが、ボディの塗装は拝見する限りオリジナルの塗装です。
-ペグのビス穴が1つ追加されており、恐らくWEVERYタイプのペグを取り付けられていた事が伺えますが、70年代のGROVER(刻印なし)ゴールドペグに再度交換されています。
モデルが79年ということもあり同年代のペグをチョイスされているところにこだわりを感じます。
-ピックガードがブラックから大きめのべっ甲柄(塗装あり)に交換されています。
-ハードケース面のMartinロゴ欠品
-ハードケースお尻部分の金具が陥没しています。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。