Martin / 1976年製 D-45
D-45はMartinを代表する最高峰のモデルと言われています。
その理由として40番代のギターには選定された木材を使用するのはもちろん、D-45には職人の手により入れられるボディや指板をはじめとする豪華な装飾が挙げられます。
また、D-45から放たれる音色は煌びやかで豊な響きが特徴で、それはギターそのものが全体で共鳴し合い音に包まれる感覚です。
本機も豊な響きを纏った1本です。
ーヘッドのバーティカル・ロゴ
40番台の最高峰モデルにはバーティカル・ロゴ(通称:縦ロゴ)と呼ばれるスタイルが採用されています。
本機の面白いポイントとして同じ70年代の個体と比べ、書体が少し大きいものが採用されています。
参考に1973年製のD-45と比べると、1976年の方が文字が少し大きいことがお分かりになるかと思います。

ボディ・トップにはきめ細かなシトカ・スプルースが採用されています。
ボディのバインディングはホワイトのセルが巻かれ、パーフリングにはアバロン・シェルによる装飾が加えられています。

サウンドホールのロゼッタにはホワイトとブラックのセルに加え、アバロン・シェルの装飾がキラキラと光ます。

ピックガードは交換されていますが、面取りされた艶やかなブラックのピックガードを採用しています、

サイド/バックには柾目採りのインディアン・ローズウッドを使用。
トップ同様にホワイトのセルにアバロン・シェルの装飾が目を惹きます。

指板にはエボニーを使用し、6角形のヘキサゴン・インレイは表情豊かなアバロンをお楽しみいただけます。

ネックにはマホガニーを使用し、程よい厚みのソフトVシェイプが自然と手に馴染みます。
1985年まではネック内に仕込まれたトラスロッドはスクエアが採用されています。

ダウンベリー・ブリッジには艶やかなエボニーが使用され、ショートサドルがセットされています。

チューニング・マシンにはPAT刻印なしのGROVER102を採用。
6弦のポストの長さが異なることから、3弦のペグが交換されていることが分かります。

ボディエンドのストラップ・ホールですが、ピックアップが取り付けられていたことが伺える穴の拡張がされています。

同じD-45でも年代によって様々な表情を見せてくれていることがお分かりいただけたことかと思います。
この個体の魅力はバーティカル・ロゴだけでなく、音色もスタンウェイやベーゼンドルファーのような音に包まれる豊な響きを体感できます。

[スペック/付属ケース]
TOP : Sitka Spruce
BACK/SIDES : Indian Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE:Ebony
NECK:Mahogany
NUT WIDTH : 43mm
SCALE : 645mm
CASE : Original Hard Shell Case(Blue)
[コンディション]
-ピッキングによるスクラッチ傷や、使用上の傷がございますが、それ以外は非常に綺麗なコンディションの1本です。
-音の詰まりやビリつきもなく、演奏状態は良好です。
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 2.0mm
-サドル突き出し量:約 1.5mm〜2.0mm
-3弦のペグが交換されています。
サウンドホール右下にクラック補修歴あり。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。