1940~1960年代のGibson J-45を大量に解析。まさにJ-45解体新書!

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Gibson / 1966年製 J-45 Cherry Sunburst
チェリーサンバーストが完全にフェイドしたこれぞ66'というルックス。
1960年代J-45の理想のひとつです。
樹脂製の厚手のピックガートや艶なしのセラミックサドル等は時代を感じさせる良い見た目です

ペグはゴトー製に交換されていますが、元パーツ(ゴトー製)も付属しています。


ゴトー製のペグが使われるのは1967年が非常に多いですが、
ごくまれに1966年シリアルでも搭載されていることがあります。
現在搭載されているペグの方がつまみが大きいのが興味深いです。
よくみかけるのは付属品の方ですが、同年代でもちょっとした時期の違い、元々使用されていたモデルによって違いがあったと考えられます。
このボディフィニッシュにゴトーペグが付いているのは少し不思議な感覚ではありますが、時代を感じられる良い佇まいです。
この他の特徴としては、14度ヘッド角にナローネックという点です。
1960年代前期のレギュラーネックと"良し悪し"で比較されることも過去にはあったかもしれませんが、
ギブソンナローネック期のサウンド、演奏性は唯一無二のものがあると思います。
現行モデルでは再現されることがほとんどないので、一度は手に取って試していただきたいです。
例えば演奏性においては、親指でルート音を押さえるような“ウェスタングリップ”を多用するプレイヤーにとっては、ナローネックの方が握りやすく、演奏の自由度も高くなるのではと考えております。
シンガーソングライターの秦 基博さんは1966年製のJ-45を使用しており、まさにこのスタイルで演奏されている印象があります。
また、サウンド面でもナローネック特有のキャラクターがあります。シャープで歯切れがよく、キレのあるトーンが魅力です。代表例としては、吉田拓郎さんが使用していた1967年製J-45。名盤『元気です。』に収録された「リンゴ」では、石川鷹彦さんが吉田さんのJ-45を使用して演奏しており、まさにそのキレ味あるサウンドを堪能することができます。パーカッシブな低音と、わずかにコンプレッションがかかったような締まりのある音色。
それはまさに、1960年代後半のJ-45にしか出せない魅力といえるでしょう。
この個体においてもコンプレッションが効いた中低音と歯切れの良い音色を楽しむことができます。
ヘッドやボディに入った打痕やウェザーチェックにはヴィンテージギターならではの風格を感じることができ、
全体としては大きなダメージもなく状態の良い個体ですのでぜひこの機会にご検討ください。
こちらの個体の交換パーツ、加工歴等は下記[コンディション]欄をご覧ください。
[スペック/付属ケース]
TOP : Spruce
BACK/SIDES :Mahogany
FINGERBOARD/BRIDGE:Rosewood
NECK:Mahogany
NUT WIDTH :39.5mm
SCALE : 628mm
CASE : Gibson Gig Case
[コンディション]
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 2.0mm
-アジャスタブルサドルによりお好みの弦高調整が可能です。
-ペグのトルクが全体的に固いですが、チューニングに支障はなく通常使用する分には問題ございません。
-ブリッジプレートのボールエンド部分に摩耗があります。
-サウンドホール左下にクラックリペア修理あり(補強あり)
-ナット、ペグ(同年代のゴトー製)、フレット交換あり。サドルもおそらくウッドサドルから同年代の艶なしセラミックサドルに交換されています。
※ナットとペグはオリジナルが付属します。

-ネックはオーバーラッカーされていますが、ボディはオリジナルフィニッシュです。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。