チューンOマチックにコンバージョンされているゴールドトップ
1952-1953年頃のノンシリアル初期レスポール・ゴールドトップをチューンOマチック仕様にコンヴァージョンしたモデル。ネックはリシェイプにて57年頃の様なVシェイプに近いネックにリシェイプ。本来ネック角度はこの年代0度の為、テンションを稼ぐ為にネックのアングル修正を行い、現代でも使いやすい様にテンションを稼いでいます。ペグ、ナット、フレット、ブリッジ、エンドピン、ノブなど交換パーツは多数ございますが、この年代の風格は一切失っておりません。
古い時期のゴールドトップはブラスパウダーが使用されており、経年する事で独特のゴールドのカラーに経年変化します。このリイシュー物では出せないオリジナルのゴールドカラーはヴィンテージならではの憧れのカラー。重量も3.94kgとソリッドでありながら4kgを切る個体。1950年代のレスポールは4kgを切る個体が多く、軽量でありながらサウンドに太さを失わないのも50年代ヴィンテージの個体ならでは。ロールマークの入ったロッドカバーや、通常よりも位置が下に入っているGibsonのロゴなどテンションの上がる仕様が多数。
P-90ピックアプのサウンドの太さに、シングルピックアップ特有の高音域の華やかさと、倍音構成豊かなヴィンテージサウンドを軸に、テンションを稼いだ事で、通常よりもアタックの強さが増しており、より扱いやすいサウンドで、現場使いの多いミュージシャンのレコーディングやライブに重宝します。
ゴールドトップに目を奪われている時「あれ、なんだか波打って見えるけど」と他のスタッフから、あらゆる角度から光を翳してトップを凝視すると、やはり全体的に波打っている事が確認できました。いけない事と分かっていても、「トップ剥がして見てみたい!」と後先考えない感情が生まれます。流石にそんな事はお勧めしませんが、もしかしたらを胸に抱いてこのギターを語るのはとても楽しい時間です。そんなルックスもサウンドも、ちょっとした夢も持ち合わせたヴィンテージのレスポール・ゴールドトップは生涯最高のパートナーとなってくれる事は間違いございません。
[楽器コラム]魅惑のVINTAGE GUITAR
[SPEC]
BODY:Maple Top / Mahogany Back
NECK:Mahogany
FINGERBOARD:Rosewood
PICKUP:P-90
WEIGHT:3.94kg
NUT-WIDTH:43.2mm
w/Hardcase
Medium Scale Neck
※ペグ、フレット、ナット、ブリッジ、エンドピン、ノブ交換あり
※ネックアングル修正あり
※当店にてしっかり調整安心の5年間調整保証付
※商品詳細につきましてはスタッフまでお気軽にご連絡を下さいませ。
※当店でご購入を頂きました商品は高額にて買戻をさせて頂きます。
担当 松井 暁