第1〜4回総集編

Fenderのストラトキャスターを中心に、エレキギターが好きな人からすると常識的な知識から、ちょっと「へぇ~」と思える知識まで、一挙にまとめました!日々X(旧Twitter)にて豆知識を発信しつつ、近況報告にて「オダと学ぶ♪Fender豆知識」として第4回まで掲載させていただいております。本コラムはその総集編となります!

知ることでギターが上手くなるわけでもなんでもないですが、ただ「へぇ~」と思ってもらえたら嬉しいです。(でも、ギターをより深く知る=ギターをもっと好きになる=ギターをもっと練習するようになる=ギターが上手くなるかもしれません!!)私自身「へぇ~」と思いながら書いてますので、一緒に「へぇ~」しましょう!!

 

ヘッドロゴ

スパゲッティロゴ

ギターのメーカーを判別するためには、まずはヘッドのロゴを見ますよね。数々のメーカー、ロゴの変遷によって年代が分かったりします。
Fenderの元祖のロゴでいえば’50年代〜’64年までの「スパゲッティロゴ」(通称スパロゴ)細くてスパゲッティっぽい字が特徴です。
スパロゴの中でもパテントナンバー(特許番号)があったりと違いがあります。今では70年代のものもビンテージになりましたが、かつてはビンテージFenderといえばスパロゴという認識でしたね。
たとえば現行のFenderでも○○年モデルという風にラインナップされていますが、基本的にその年代にあったロゴが採用されています!

トランジションロゴ

Fender「トラロゴ」といえばトランジションロゴ!「トラ」というとトラディショナルという言葉がよく使われるので勘違いしそうですが、トランジション(transition)=過渡期という意味です!(私は昔勘違いしてました)

トラロゴはスパゲティロゴから'60年代半ばに変更され始め、各モデルによって変更時期が違います。

ジャズベースが1961年(生産開始時から!)、プレシジョンベースは1964中期、ストラトキャスターは1964年後期、テレキャスターは1966年前期、とバラつきがあるので、まさに過渡期といった感じですよね。

スパロゴに比べて太く、迫力のある字です!

CBSロゴ

1965年、Fender社はCBS社に買収され、転換期を迎えます。様々なモデルで様々な仕様変更がありましたが、ロゴもその一つ。

CBSロゴと呼ばれていますが、別名ブラックロゴ、モダンロゴとも呼ばれます!黒文字に金縁で視認性が上がりましたね👀

インレイ

クレイ・ドット

ビンテージのFenderのギターで、ローズ指板のドットポジションマークは2種類あります。
ひとつはクレイ・ドット、もうひとつはパーロイド・ドット。
クレイ・ドットは光沢のない少し茶色がかった、粘土のような色味!
バルカン・ファイバーという素材で、パルプに化学処理を施し何層も重ね合わせて圧縮した非常に硬質な厚紙のようなものです。
写真はクレイ・ドット。1963年ごろから12フレットのポジションマークの幅が狭くなるも特徴の一つです。(ストラトキャスター、テレキャスター)

パーロイド・ドット

ストラトは1965年頃にクレイ・ドットからパーロイド・ドットのポジションマークに仕様変更されました。

クレイに比べると透け感があり白っぽいです。ちなみにパーロイドとはパール(真珠)を模した人工素材です。

パーロイド材はピックガードにも使われていますが、Fenderに限らずGibsonでもインレイなどに使われています。

ブロックインレイ

CBSに買収されたFenderは1965年頃に転換期を迎え、ロゴの他にインレイなども仕様変更されます。
ブロックインレイは1966年からジャズマスターとジャガー、ジャズベースにて採用され始め、レアなモデルではコロナドやBassVIなどにも採用されています!
素材はパーロイド。白蝶貝を模したセルロイド製です。

バインディング

ネックバインディング

ジャガーはFender CBS期の始まりである1965~6年にネックサイドにバインディングが施され、ポジションマークはドットインレイを経てからブロックインレイへと仕様が変更されていきます。

ちなみにジャズマスター、ジャガー、ジャズベースともに同じ変化を辿っています!

この頃は65年後期や66年中期などで見た目が分かりやすく変化していて、同年モデルでも仕様が違ったりするのでおもしろいですよね。

ペグ

クルーソンペグ

67年以前のFenderはクルーソン社のペグを採用していました。クルーソン社製のペグは年代によって構造上の変化はほとんどないものの、見た目は少しだけ変化しています。

変わったところは、KLUSON DELUXEの文字のライン!
①文字なし(54~56年)
②シングルライン(57~63年)
③ダブルライン(64~67年)と変化します。
※()内はストラトの場合

そしてそれぞれにメッキノブと白ノブがあります。白ノブはデュオソニック、ミュージックマスター、ムスタング、スウィンガーで採用されています!

Fキー

CBS期のFenderはFキーと呼ばれるペグを自社開発し、これまで採用していたクルーソン社のペグから一新されます。

Fキーは6個同じデザインとなり、カバーを変えれば右用左用が簡単に組み替えられる仕組み。クルーソン社製ペグは組み込み時にベースプレートの加工を必要としていましたが、Fキーは加工が必要なくなり、以前より合理性が高まったことがわかります。

細かく分けるとFキーには3種類あります。
①初期型のレイス&オームステッド社が製造。チューニングノブがやや丸みを帯び、シャフトにもクロームメッキが施されています。
②70年代前半のセカンドバージョン。ノブは初期型よりやや角張り、シャフトがニッケルに変更されました。
③70年代後半に採用され始めたシャーラー社製。露出する部分全てがクロームメッキになりました。

ちなみに

クルーソン製のデラックス・チューナーは、元々Fenderの片側6個用に設計されたものではないため、Fenderはクルーソン社からペグを仕入れた後にベースプレートを短く加工して取り付けていたようです。

CBSに買収されたFenderが真っ先に取り組んだのがFキーの開発だったという記述も見られるので、商品を通して、企業として合理性を高めようとしていたことが分かりますよね。

1弦用の上側と6弦用の下側を除き、隣り合うベースプレートをネジ穴の中央の位置で削り落とすという方法を取っていました。

指板

メイプル1ピース

Fenderストラトキャスターとテレキャスターの最初期(’59年頃まで)、指板・ネックの仕様はメイプル1ピースでした。(70年代から再び登場します)
メイプル1ピースとは、指板材を使わずにネックと指板がメイプル材の1ピース構造であるという意味です!
それまでギターでもバイオリンでも、ネックと指板が一体化しているものは存在しなかった中で、Fenderはハードメイプルというとても硬い材を使用することによって弦楽器の常識にとらわれずにメイプル1ピースというネックを作り上げました。

ネック背面には埋木があり、これをスカンク・ストライプと呼びます。
指板を貼らないので、トラスロッドはネック背面から仕込んでおり、それをコア材で塞いでいる形になっています。
同じくヘッドにもトラスロッドの仕込み穴が開くので、そこを塞ぐ埋木はヘッド・プラグと呼びます。

スラブ指板

ストラトキャスターでは1959~62年頃までの間、スラブ・ローズウッド指板が採用されていました。
スラブ貼りはネックとの接着面が平面で、指板が厚いのが特徴です。トラスロッドの穴に接着面がかかっていたり、正面から見てヘッド側が丸く膨らんでいるのが見分けるポイントです!

ラウンド指板

ストラトキャスターは’62年中期以降、ローズウッド指板はラウンド貼りに変わります。
ネックとの接着面が指板のRに沿った曲面状で、スラブ指板に比べて指板材が薄くなります。
それにより、指板とネックの木材の違いによる湿気等に起因する変形を防ぐことができるようになったそうです。
ラウンド指板はトラスロッドに接着面がかからず、ヘッド正面から見た時に真っ直ぐなのが見分けるポイントです!

ブレットナット

1971年からメイプル1ピースネックの復活により、ブレットナットが登場します。
弾丸のような形状をしていることからこの名が付けられたと言われていますが、70年代ストラトキャスターの代表的な仕様の一つと言えます!
このナットにより、ヘッド側から六角レンチでトラスロッド調整が可能になりました。
ストラトキャスター以外には、テレキャスターシンライン、テレキャスターカスタム、テレキャスターデラックス、スターキャスターでも採用されていました!

ネックシェイプ

FenderではC,V,Uのネックシェイプがあります。更にそれぞれにバリエーションがあり、2020年のFender Custom Shopのカタログでは実に14種類のネックシェイプが掲載されています。
有名どころで言えば、クラプトンのシグネイチャーモデルはVネック!
ネックはプレイヤーの好みが如実に現れる部分ですよね。

 

50年代のネックシェイプ

50年代ストラトのネックシェイプは、少しずつ改善を重ね、毎年変更が見られます。
厚めのやや丸みを帯びたソフトVシェイプの’54年
50年代で最もファットなUシェイプの’55年
そこから徐々に左右が削られて’57年に最もシャープなVシェイプに(エリック・クラプトンのシグネイチャーはこれ!)。
’58年以降は徐々に丸みを帯び、60年代のCシェイプへと向かいます。

60年代のネックシェイプ

60年代は50年代のVシェイプよりも丸みが増したCシェイプが採用されました。
中でも’63年は太めのグリップが特徴的。
60年代は指板に大きな仕様変更(ローズウッド指板のスラブ貼り→ラウンド貼り)がありましたが、ネックシェイプは50年代ほど目まぐるしい変化は見られません。Fenderが徐々に「定番」を確立していることを感じられます。
60年代後半からやや厚みが増し、70年代に引き継がれます。

ストリングガイド

ストリングガイドも年代によって変わります。
ストラトキャスターの場合、’56年前半までが丸型。

それ以降は羽型、カモメ型、バタフライ型等いろんな呼び方がありますが、
鉄板をプレス加工して作られたものになります。年代によってヘッドとガイドの間にスペーサーがなかったりあったり、鉄製だったりナイロン製だったりします。

‘72年後半からはストリングガイドが1,2弦の間と3,4弦の間にも取り付けられます。これはライトゲージの弦が増えてきたことから、3,4弦のテンションも確保したほうが良いという考えからできたそうです!

ヘッドシェイプ

スモールヘッド

ストラトキャスターはスモールヘッドラージヘッドの2種類のヘッドシェイプがあります。
1954年~1966年まではスモールヘッド。つまりCBS期以前のモデルはスモールヘッドです。
元祖ストラトキャスターといえばスモールヘッド!という考え方もありスモールヘッド派のストラトキャスターファンも数多くいますよね。

ラージヘッド

1965年途中から(正式には1966年出荷分から)ラージヘッドが採用されます。

このヘッドシェイプは、テレキャスター以外で採用され、トレードマークとなるヘッドシェイプの統一が図られたものと考えられます。
また、ストラトキャスター、ムスタング、ジャガー、ジャズマスターをスケール違いで製造すればカバーできるという合理化の一環でもあったようです。
先に触れたFキーの時のように、「合理化」というのはCBS期におけるFenderのキーワードのようですね。
以降ラージヘッドはストラトキャスターのヘッドシェイプとして定着し、70年代も採用されます。

ボディ材

アッシュボディ

Fenderストラトキャスターの初期はテレキャスターの流れを汲み、ボディ材はアッシュが採用されていました。1956年途中からアルダー材に変更され(一部例外あり)、72年からアッシュ材が復活します。
アッシュ材の特徴としては硬い木材で、ローとハイがしっかり鳴るサウンド!
しかし、70年代のアッシュは50年代のものとは別物なんです!
アッシュの中にも種類があり、1954~56年に採用されていたのはスワンプアッシュ(テレキャスターでも使用されていました)で、70年代のホワイトアッシュと比較すると軽量で、やや腰高なサウンド傾向にあります。

アルダーボディ

1956年の途中からストラトキャスターのボディ材はアルダーに変更され、1972年まで基本的にアルダーボディが続きます。(ブロンドカラーモデル等の例外あり
アルダー材は比較的柔らかく、サウンドはロー~ミドルにピークがありアッシュ材と比べるとハイが落ち着く印象です。
Fender
ではレッド・アルダーという種類が使用され、木の密度が高くない分軽量で、バランス良く共鳴すると言われています。

塗装

ラッカー塗装

ストラトキャスターでは1967年途中までボディの塗装はアンダーコートからトップコートまで完全にラッカー塗装でした。
ラッカー塗装は塗膜が非常に薄いので、気温・湿度の影響を受けやすく、体に当たる部分が剥げたり、とても繊細な塗装です。
そしてラッカーというのは乾くのが非常に遅く、経年によりどんどん変化します。後にポリ塗装に仕様変更されるのは主にこの乾燥に長時間を要することが原因と思われます。(後述)
今なお「塗装はラッカーじゃなきゃ!」という人が多くいるのには理由があります。
塗膜が薄いからこその木材の鳴り、経年変化により現れる塗装の割れ(ウェザーチェック)や削れ、色の変化。デメリットと思われていたものがだんだんと楽器の魅力になっていくのが面白いですよね。

ポリ塗装

1967年からボディの塗装にポリエステルが採用され始めました。1969年にはネックもポリ塗装になり、弾き心地が大きく変化します。
ポリ塗装のメリットとしては、塗装が硬化するのが早く、出荷時点でメーカーの目指した音で鳴ってくれるという点。傷に強く、温度や湿度の変化にも強い点です。
一般的にポリ塗装はラッカー塗装よりも安価と思われがちですが、塗料自体のコストでいえば大きな差はありません。しかし乾燥の時間がラッカーに比べ非常に短いので結果的にコストが抑えられています。

シック・スキン・フィニッシュ

1967年からボディはポリ塗装になりますが、1982年までは全てがポリ塗装ではなく、アンダーコートがポリエステル、カラー・コートとトップ・コートにラッカーを使用していました。
当時はこの使用を「シックスキンフィニッシュ」と称し、グレードアップした塗装として積極的に宣伝していたようです。

サンバースト

ストラトキャスターの定番カラーと言えばサンバースト
一言にサンバーストと言っても年代ごとにキャラクターが変わります。

1954~7
年 黄色地に黒の2トーン
1958
~ 赤を加えた3トーンになり、その後は一貫して3トーンサンバースト(1960年頃や1967~9年頃のモデルは赤が褪色しやすく、ほとんど2トーンに見えるものも。)
1964
~ 下地の黄色が変わり、木目の透けにくい塗料・塗装法に。
1968
~ ポリ塗装に変わったため、かなり質感は変わりました。
1979
~ これまでの3トーン・サンバーストに加え、タバコ、チェリーなどのサンバーストもスタンダードカラーとして登場します。

1枚目’58年製ストラトキャスター(3tone sunburst)
2枚目’66年製ストラトキャスター(赤が褪色した3tone sunburst)
3枚目は’66年製ジャガー。トップコートが剥離して木目の透けにくい黄色のグランドコートが露出しています。

ネックプレート

Fenderのネックプレートは四角三角のものがあります。
ストラトキャスターでは1954~71年まで四角の4点止め1972年以降が三角の3点止めになります。

それぞれプレートの中でも種類があり、変遷は下記の通り。
1954年初期 四角/刻印なし
1954~65年 四角/シリアル
1965~71年 四角/シリアル+Fロゴ
1971年 三角/シリアル+Fロゴ+PAT.PENDING
1971~76年 三角/シリアル+Fロゴ+PAT.No.
1976~82年 三角/Fロゴ+PAT.No.

ピックガード

ストラトキャスターのピックガードは1954~59年までは1プライの塩化ビニール製。
1959年のローズウッド指板が登場したタイミングで3プライセルロイド製に変わります。白/黒/白の3層構造で黄変した白に中層が透けて緑っぽく見えることから、グリーンガードと呼ばれます。

 


その後1964年頃までグリーンガードが使われますが、セルロイド製であることから変色と収縮しやすいという問題がありました。
1964末期~68年には3層構造はそのままに再び変色しづらい3プライ塩化ビニール製に戻ります。

1969年頃~75年末期まで3プライ塩化ビニール製は継続されますが、エッジの角度がキツくなり(傾斜40°→60°)裏側がツヤ消しに。

1976年からピックガードを含め、プラスチックパーツは黒に統一され始めます。
ピックガードが先行して変更されたため、この年には黒PG、白PUカバー、白ノブが混合仕様のストラトがあります。
写真は1979年製。黒/白/黒の3プライ塩化ビニール製です。

コントロールノブ

ストラトキャスターのコントロール・ノブは、1957年までに2度の変更があったものの、それ以降は1977年まで統一してナイロン製のホワイト・ノブが採用されました。
1977
年以降にはプラスチックパーツは黒に統一されるので、ブラック・ノブに変わります。

※54年→スチロール製ショート・スカート・ノブ
54~57
年→メラミン製ホワイト・ベークライト・ノブ
ナイロン製に変更されたのは、耐久性の改善の為と言われています。

ブリッジ

50~60年代

Fenderストラトキャスターの最大の特徴であるシンクロナイズド・トレモロユニット

1954年の誕生から60年代を通じて、ネジ穴の面取りやブロック部の穴、イモネジの長さなどマイナーチェンジはあれど、大きな変更はありません!

ブロックは鉄製。サドルは鉄板をプレス成形して作られました。

サウンドの要とも言えるブリッジ。最初期からストラトキャスターをストラトキャスターたらしめるパーツはほぼ完成されていたと言えるでしょう!

70年代

1972年からはイナーシャ・ブロックが鉄製のセパレートタイプから、亜鉛ダイキャスト製のブリッジプレートとブロック一体型へ変更されます。同時にサドルもダイキャスト製に変更されるので、サウンドのキャラクターは大きく変わったと言えるでしょう。

2点支持トレモロユニット

ご紹介してきた伝統的なトレモロユニットは6本のネジでボディに取り付ける「6点支持」で、今でも定番です。

しかし近年は「2点支持」が採用されたモデルもあります!

最大のメリットはアームの可動域の広さ!

各弦のテンション負荷がかかるのが2点だけなので、若干チューニングの安定性が高いとも言われています。

トレモロアーム

ストラトキャスターのトレモロアームは195483年までの間に2度仕様変更されます。

1954~64年頃までは、鉄製のクロームメッキ1964~82年前期がステンレス製でメッキなし、1982~83年に再び鉄製クロームメッキになります。

1957年までのものは先端部の角度が大きいのが特徴です。

60年代以降は曲がりが小さく真っ直ぐに近いものが多くなります。

(写真は曲がりの違いを比較したものです)

パテントナンバー

パテントナンバーとは日本では特許番号と言われている番号で、特許を取得した際に付けられる登録番号の事です。

Fenderストラトキャスターではヘッドにパテントナンバーが記載されており、年代ごとに記載されるパテントは異なります。

 

1954~スパゲティ・ロゴ

パテントナンバーの記載なし

 

1961~スパゲティ・ロゴ

2.573.254 テレキャスターのブリッジとPUアッセンブリー

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

 

1962~スパゲティ・ロゴ

2.573.254 テレキャスターのブリッジとPUアッセンブリー

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

2.960.900 コンター・ボディ

 

1964年後半~トランジョン・ロゴ

2.573.254 テレキャスターのブリッジとPUアッセンブリー

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

2.960.900 コンター・ボディ

3.143.028 アジャスタブル・ネック

 

1965年中期~トランジョン・ロゴ

2.573.254 テレキャスターのブリッジとPUアッセンブリー

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

2.960.900 コンター・ボディ

3.143.028 アジャスタブル・ネック

2.817.261 ハム・キャンセリング・ピックアップ

(これはラップスティールギターに使用された ハムバッカーピックアップに関するパテント。 1956.3.29申請 )

 

1966~トランジョン・ロゴ

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

3.143.028 アジャスタブル・ネック

DES 169062 プレシジョンベースのシェイプ

 

1968年後半~ CBSロゴ

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

3.143.028 アジャスタブル・ネック

 

1971年前半~CBSロゴ ”WITH SYNCHRONIZED TREMOLO”の表記がなくなる

2.741.146 シンクロナイズド・トレモロ

 

1971年後半~CBSロゴ

3.143.028 アジャスタブル・ネック

 

1976~CBSロゴ

パテントナンバーの記載はなくなり、ロゴの下にシリアルナンバーとMade in USAが記載されるようになる。

 

~あとがき~

以上Fenderストラトキャスターを中心とした豆知識をまとめました!
エレキギター好きな方の中にも、1つくらい知らないことあったんじゃないでしょうか。

今回は50個近い項目をまとめましたが、まだまだ語り尽くせるものではありません。
ストラトキャスターというモデルひとつ取っても、その歴史は長く深く、現在に至るまで連綿と受け継がれていることを考えると、レオ・フェンダーの楽器業界/音楽業界への貢献と功績は計り知れないものです。

[関連リンク]
商品ページ:メーカー/Fender

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