フォークソング・ジャンボリー

時代を彩るフォークソングと、楽曲を奏でてきたアーティストのギターにスポットをあててご紹介するコラム!
どのアーティストも年代やステージの規模やコンセプトなどで使用するギターは多岐に渡ります。
「当時はやはりこれでしょ!」「今はこれがメインですよ!」などなど、様々なご意見があるかとは思いますが、今回は多くのギターの中からコレ使ってますよね!?
そんなギターをセレクトしてご紹介させていただきます。

不滅のフォークソングと今なお輝き続けるアコースティックの魅力!ここにご紹介です!

ザ・フォーク・クルセダーズ(加藤和彦)― MARTIN D-45を操るフォークの先駆者

ザ・フォーク・クルセダーズ
帰ってきたヨッパライ 1967.12

まさに1960年代後半から70年代の日本のミュージックシーンをリードしたと言っても過言ではない、トノバンこと加藤和彦氏率いるザ・フォーク・クルセダーズ。
日本のフォークソングをじっくり聞いたことが無い方、加藤和彦氏をよく知らない、そんな方々でも絶対に知っている楽曲がこちら「帰ってきたヨッパライ」。
ザ・フォーク・クルセダーズのデビュー曲であり代表曲。初版レコードでは「帰って来たヨッパライ」ってなっていたこと、ご存知でしたか!?

メンバーから中心人物である加藤和彦氏のギターをセレクト!
ご本人のモデルもありますが、この4本をクローズアップ!

MARTIN D-45 (加藤和彦)

MARTIN社が誇る最上位機種!アコースティックギターの頂点とも言えるモデルです。
厳選された材が入手できた時のみ生産する、そんなこだわりのスタンスもD-45が最高峰であり続ける理由です!

MARTIN D12-20 (加藤和彦)

スロッテッドヘッドに12フレットジョイントのシルエットは多くのミュージシャンを虜にしております。
マホガニーボディのふくよかなサウンドでフォークファンには垂涎の1本です!

MARTIN D-28 (加藤和彦)

MARTINドレッドノートのベストセラーと言えばこちら!パワフルで音量感も充分!
コード弾き良し、アルペジオ良しの万能ギターです!

MARTIN OOO-28 (加藤和彦)

ローズ・ウッドの張りのある中低域に、トリプルオーのボディサイズが紡ぎ出すクリアでレスポンスの良い高域がベストマッチ!
フィンガリングで聴かせるフレーズを鳴らせたらピカイチ!

高石ともや ― 受験生ブルースと関西フォークの旗手が愛したMARTIN D-28

高石ともや
受験生ブルース 1968.3

関西フォークの旗手として同時代のミュージシャンをまさに率いるかの如く活動していた高石ともや氏。
なんと言っても代表曲はこちら「受験生ブルース」!
歌詞を地で行き、音楽活動に熱中するがあまり予備校ブルースに転じた若者も多かったはずです!
近年はマラソンランナーとしても活動、しかも大会で優勝など活躍もしております!
健康がエネルギーとなり、音楽にも磨きがかかるのかもしれませんね。
今聞いても共感できる普遍的な歌詞ですが、公園のアベックに石を投げてはいけません。

 

高石ともやも数多くのギターを使用されておりますが、印象深い1本はこちら!

MARTIN D-28(高石ともや)

1931年の発表以来細部のマイナーチェンジを繰り返してきたD-28ですが、基本的な構造はずっと変わっておりません。
完成度の高いギターとして長く信頼され愛されているスタンダードなギターであることの証でもあります!

岡林信康 ― フォークの神様が弾くMARTIN D-35とTERRY'S TERRY

岡林信康
山谷ブルース 1968.9

デビュー曲「山谷ブルース」はやはり鮮烈な印象の楽曲。
実際は「ほんじゃま おじゃまします」という楽曲がデビュー曲で「山谷ブルース」はそのB面に収録予定でしたが、ご存知の通り過激な歌詞の岡林信康氏。「ほんじゃま おじゃまします」はお蔵入りとなってしまいました!
当時は奇しくもメッセージを楽曲にする時代。岡林信康氏もギターの達人が曲を作っていたわけではありません。
なんと「山谷ブルース」は今弾けるコードだけで作曲したそう!驚きです!

若かりし頃の印象はやはりMARTINでしょうか。
近年はカスタムメイドでお馴染みのTERRY’S TERRYを愛用されております。

 

MARTIN D-35

D-28と双璧を成す人気モデル!しかしフォークシーンではやはりD-35の支持が高いです!
音量感もありながら、きらびやかでバランスの良いトーンはやはり弾き語りには欠かせないサウンド!

TERRY’S TERRY カスタムモデル NO.9

テリー中本こと中本輝美氏が設立したギターカンパニー「TERRY’S TERRY 」。オーダーメイドのハイエンドギターを製作しております!
岡林信康氏の使用はシリアルNO.9!