唯一無二の杢目!魅力溢れるエキゾチックウッドの世界

こんにちは!ベース担当のオダです!

突然ですが、みなさんは「エキゾチックウッド」という言葉をご存知でしょうか?

エレキギターやエレキベースでよく使われる木材といえば、アルダー、アッシュ、マホガニー、バスウッド、メイプル、ローズウッド、エボニー、ウォルナット……あたりが定番ですよね。


では「エキゾチック」とはどういう意味かというと、直訳すると「異国風」や「風変わりな」という意味になります。
明確な定義があるわけではありませんが、希少価値が高く、一風変わった見た目を持つ木材のことを指すことが多いです。

そこで今回は、現在当店に在庫している個性豊かな楽器の中から、「エキゾチックウッドが使われているおすすめベース」を紹介していきます!



MGBass Extreman 5 Strings

目を引く鮮やかな赤色が最大の特徴の「パドゥーク」


こちらの個体も深みのあるしっかりとした美しい「赤」が際立っています!
パドゥークは経年変化によって、徐々に赤褐色っぽい落ち着いた色味に変化していきます。弾き込むほどに味わいが増し、少しずつ変化を楽しめるのも魅力です。
トーンウッドとしては、硬く密度が高いため、ローズウッドに似た音響特性を持っていると言われています。


エキゾチックウッドとして想像される派手な杢目ではありませんが、定番ではない木材の一つとして紹介させていただきました。





MGBass Africa 5 Strings

一目で強烈なインパクトを与える「バックアイバール」


まるで絵画のような不規則で神秘的な模様をしていますが、なんと着色なしのナチュラルでこの色味なんです。ハイエンドブランドでは、この独特な杢目を活かして鮮やかなカラーに塗装されることも多い木材ですね。


「バックアイ」はトチ(栃)の仲間。「バール」は木の幹や根元にできる“コブ”のこと。そのため、こうした不規則で複雑な模様が生まれます。
同じ杢目は世界に二つとないため、個体ごとの個性が非常に強く出ます!
非常に柔らかい木材なので、ギターやベースでは主にボディトップ材として使用されます。

このモデルはネック材に「パープルハート」が使われています。
その名の通り鮮やかなムラサキ色が特徴的。非常に硬い材で、鋭いアタックと豊かなサスティンが得られると言われています。





MGBass Desert 6 strings

黒と白の強いコントラストが魅力の「ジリコテ」


こちらは指板材にジリコテが使用されています。
別名「シャム柿」とも呼ばれますが、実は柿の木ではなくムラサキ科の樹木です。
木の芯(心材)に近い部分は黒い色味に波打つような木目が入るのに対し、外側(辺材)は白いため、木材を切り出す箇所によっては、このように黒と白の模様のような、風変わりな杢目が現れます。
非常に硬く重量のある木材で、音や質感の特性はエボニー(黒檀)に似ていると言われています。

ボディトップの白っぽい部分は「カーリーメイプル」、黒っぽい部分は「ウェンジ」で、ネックにも「ウェンジ」が使われております。



MGBass Infinity 4 strings NAMM edition 2024

極めて希少な「バストゥーンウォルナット」


「クラロウォルナット」と「イングリッシュウォルナット」という2種類のウォルナットを掛け合わせた木材で、一般的なウォルナットとは異なり、うねるような不規則でダイナミックな杢目が現れます。
一般的なウォルナットに比べて硬さがあるのも特徴です。自然界で自生するものではなく自然交配・掛け合わせによって生まれる木のため、流通量が非常に少なく、なかなかお目にかかれないレア材です!




momose MJ24-MU-BC-TOCHI

西洋諸国から見ればエキゾチック!「トチ」


和材を積極的に取り入れているmomoseのシリーズでも、トチは人気の高い木材です。
見る角度によって光の反射が変化し、杢目が立体的に浮かび上がって見えるのが大きな魅力。また、木材自体が白いベースカラーを持っているため、塗装などを施した際に非常に鮮やかに発色してくれます。
サウンド面では、ほどよい重さと適度な硬さを持ち、変なクセのない扱いやすいキャラクターと言われています。





Ibanez EHB1506MS

実はバールが出来やすい種「ポプラバール」


全世界に分布しており、軽くて柔らかい木質のため、低価格帯のギター/ベースのボディに使われることも多々あるポプラ。
実はバックアイと同様にバールが出来やすい種なんです。バックアイに比べて入手しやすいため、比較的安価な価格帯の楽器にもトップ材として活用されます。
かなり柔らかい木材のため、染料が深く染み込みやすいという特性があり、幻想的で深みのあるカラーリングに仕上げられることも多いです。

ウェンジによく似た「パンガパンガ」

こちらのベースは、指板とネックに「パンガパンガ」が使用されています。
「ウェンジ」と近縁種のマメ科の広葉樹で、見た目や重さ、サウンド特性もウェンジによく似ています。ウェンジの供給量減少などを受け、「ウェンジと同等以上の強度と音響特性を持つ持続可能なトーンウッド」としてパンガパンガが急速に脚光を浴びるようになりました。
縞模様のような木目が特徴的です。


 



Fodera  Monarch Elite 5

個性が様々「スポルテッドビーチ」


「ビーチ」はブナ科の木で、楽器ではドラムに使われることの多い木材です。
そして、黒い帯状の模様が出たものを「スポルテッド」と呼びます。
この黒い模様は、木が何らかの原因で傷つき、そこに雨水が染み込み、菌などが入り込むことによって生まれます。
このように形成される杢目のため、木材としての強度は低く、材木業界では従来取り扱いが難しい素材とされてきました。しかし、このデザイン性の高さが評価されるようになってからは、高級家具やクラフト製品にも多く使われるようになっています。

     
ギター/ベース業界でもそのほとんどがボディトップ材として使われます。
先ほどご紹介した「バックアイバール」や「ポプラバール」がコブによってできる不規則な杢目であるのに対し、スポルテッド材はまさに菌による自然の描画。
自然が生み出した偶発的なアートとして、人気の高いエキゾチックウッドです。

 

 


Stradi Symphony VI

エレキベースではかなり珍しい「オーク」

一般的にエキゾチックウッドには分類されませんが、ギター/ベースでは非常に珍しいので紹介させていただきます。
こちらはボディトップ材は「フレイムメイプル」、ボディバック材に「オーク」が使用されています。
オークは密度が非常に高いため、硬くて重いのが最大の特徴です。楽器業界ではその耐久性と密度の高さを活かして、ドラムスティックやパーカッションなどに使われることが多い木材です。
ギター/ベースのボディに使用される場合は、チェンバー加工が施されるのがほとんどで、こちらのベースも2層のオーク材でディープ・チェンバード加工が施されています。

 
アッシュのようなクリアでアタックが強く、レスポンスの速いキャラクターを持っていますが、その重量と加工の難しさからあまり使われることのないオーク。
トーンウッドとしての特性を存分に活かしながら、芸術的な美しさを誇るこちらのモデルからは、Stradiの卓越した楽器製作技術が感じさせられますね。



今回は、現在当店に在庫しているベースの中から、エキゾチックウッドや珍しい木材を使ったモデルをご紹介しました。どれも一本ずつ全く違う表情を持っていて、本当に個性的ですよね!
自然が気まぐれに作り出した杢目は、まさにどれも世界に一本だけの一点もの。見た目のインパクトはもちろん、使用されている木材によって音ニュアンスが異なるのも、楽器選びの面白いところですよね。

「この見た目が気になる!」「実際に持った時の重量感や音を試してみたい!」という方は、ぜひお気軽に店舗まで試奏しにいらしてください!

お問い合わせもメール/チャットでお待ちしております!

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