あの曲のフレーズを弾きたいっ!!
挑戦したけど、難しくてあきらめてしまった…ギターを弾かなくなってしまった…。
そんなあなたを応援したい!!
練習してギターが上手くなる、思い通りにギターが弾けるようになる、この喜びと感動は本人にしか味わえません。
そんな思いから生まれたこの企画「語り継がれる名フレーズ」!!
名曲のフレーズを厳選し、動画&解説付きにしました。
少しでもフレーズ習得のお役に立てて頂ければと思います。
ちょっとでも「ギターを弾きたくなった」、「1度あきらめたけど練習したくなった」
と思っていただけたら嬉しいかぎりです。
1日5分でもいいからギターを練習すれば必ず上手くなるはず!!
名曲定番フレーズにチャレンジしてみましょう!!
Rock編 Eric Clapton エリック・クラプトン Tears in Heaven
この曲はKeyがA。まずベースラインE→F♯→Aからスタート。
メロディを魅力的に響かせる為に、Aのベース音は幅をもたせてたっぷりと伸ばしましょう。すぐに低音が途切れちゃうと味気なくなります。
Aのコードフォームはいろいろあるけど5th,Root,3rd(2フレットの2,3,4弦)を
セーハーする押さえ方がやり易いかも。1小節目、メロディ部のハンマリングとプリングが簡単になります。
あとはベース音とメロディのバランスを大事に!!音を放つタイミングをちゃんと意識してコードチェンジをしましょう。
動画では、親指を握りこむようにコードを押さえています。このフォーム…慣れると結構扱い易い。セーハーが苦手な方は挑戦してみてください。私はセーハー苦手だからこのスタイルです。
Martin 000-28EC
1996年に発売されたエリッククラプトンのシグネイチャーモデル。
Martin 000(トリプルオー)を愛用するミュージシャンは数知れずだが
このモデルは一味違う。ナット幅が44.5mmでOM(オーケストラモデル)と同じ幅広ネック。
ロゼットにもヘリングボーンが採用され、指板にはクラプトンのサインインレイが!!
小ぶりなボディでスケールも短かく弾きやすさ満点。フィンガースタイルでの相性は抜群です!!
Rock編 Led Zeppelin レッド・ツェッペリン Stairway to Heaven
絶対に1度は聴いたことのある鉄板フレーズ。暗めでマイナーキーの曲です。
コード進行はAm→AmM7→Am7→D→Fmaj7→G→Am。
このフレーズのポイントは4弦7フレット(ラ)の音から半音づつ下降していくとこです。
1つの音が変化するだけでAm→AmM7→Am7のようにコードも変化していきます。
コード感をしっかりと意識して1音ずつゆっくり弾きましょう。
右手の親指、人差し指、中指、薬指とゴチャゴチャにならないように弾く弦を固定しましょう。
D→Fmaj7はシンプルなコード。Fmaj7は、1弦開放のお洒落なM7th(メジャーセブンス)の音をチョイス!!
G→Amの部分は指4本使ってコードをかき鳴らしてください。イントロはこれを繰り返し。むしろ永遠に繰り返せます!!
Martin D-28
写真は、1976年製のD-28。ジミー・ペイジはオープンチューニングよる曲も
披露しており、特に70年代以降はライブステージでD-28を愛用しています。
椅子に座りながらアコースティックギターをかき鳴らす姿がカッコイイ!!
D-28(ドレッドノート)から放たれるがっしりとした低音、艶のある高音。
数々の名曲を生んだMartinを代表する名器です!!
POP編 The Beatles ビートルズ Blackbird
親指と人差し指で奏でる独特のスリーフィンガー奏法。実際の弾き方だと難しいので3本指で弾いても全然OKです!!
アルペジオ中心でフィンガーピッキングをやる上でかなり重要なスキル。
このフレーズは3弦の開放弦(G)の音が常に鳴り響いているような感覚。
低音は親指の腹で弾くような感じ、メロディはソフトに爪弾く感じです。
最初は弾く指がごちゃごちゃになってしまうと思うので、低音の流れを掴んでから
メロディの音を足していきましょう。あとはリズムが大切。
なかなか難しいフレーズなので、ゆっくり焦らず習得していきましょう。
Martin D-28
写真は1967年製のMartin D-28。60s後期、サイドバックはハカランダ。
ジョンとポールは67年に新品のD-28を購入。
翌年、ポールは多くのアコースティック調の曲を作り、名盤「The White Album(ホワイトアルバム)」に
名曲を収めたと言われます。名曲「ブラックバード」、「マザー・ネイチャーズ・サン」などに
も使用され、まさにD-28なくしてビートルズを語れません。
1991年1月、あの一流アーティストによるライブ番組MTVアンプラグドでもポールは
全曲D-28を弾き倒していました。
POP編 山崎まさよし セロリ
このフレーズはパーカーシッブな奏法を使います。指で弦を叩いて「スチャ」っ
という音を出すのがポイント。コード進行は演奏者によって違ったりしますが
Amaj7→Amaj7(onF♯)→Bm7→D7(9th)という流れ。
2小節目のAmaj7(onF♯)が繊細な雰囲気を醸し出します。
このフレーズはメジャーコードに7th(セブンス)の音を加えることでオシャレ感を演出。
Bm7もそうですが、基本の3和音から1音足すだけでガラっと雰囲気が変わります。
D7(9th)は薬指を寝かしてセーハーすると押さえやすいです。
YouTubeなどでもアレンジされている動画があるので参考にしてみてください。
難易度はやや高いです。
Gibson J-45
山崎まさよしさんといえば、渋いサンバーストカラーのJ-45。
上京して最初に、1957年製のGibson J-45を買ったという話を耳にしたことがあります。
明快に響き、ワイルドで粘りのあるサウンド。コードサウンドも綺麗で華やか。
ブルースは勿論のこと、繊細でオシャレな曲にも合います。
Gibsonを代表する名器!!サウンドにちょっとした癖があるのがまた魅力ですね。
POP編 Michelle Branch Everywhere
「ギャリ」っとしたサウンドがほしいのでピック弾き!!もちろんフィンガースタイルでもいけます!!
まず1フレットにカポタストを装着。
このフレーズはRoot音を強調して弾くのがポイント!!
コード進行は、Am7→C→G→G。まずはアルペジオについてですが、
基本、アルペジオは規則性があるのがほとんどです。
例えばCのコードを押さえて5弦(ド)→3弦(ミ)→2弦(ド)→3弦(ミ)を繰り返し…まずはシンプルなパターンで練習。
慣れてくるとパターンがわかってきます!!
この曲はハンマリングによる低音移動がカッコよく、強調して弾くと全体が「ビシッ」っと締まります。
最後のGコード部分。動画ではC→Bという流れでベースラインを作っています。
自分なりにアレンジを加えてみるとフレーズの雰囲気がかわっておもしろくなります。
Gibson 1968 Hummingbird
Michelle Branchといえばハミングバード!!
写真は、1968年製ハミングバード。全体のウェザーチェック貫禄ありすぎ。
40mm幅のナローネックでローズウッドサドルのアジャスタブル&ネジ止めピックガード。
Gibsonファンには堪らない極上スペック!!ハミングバードって独特のサウンドの拡がりがありますよね。
どっしりとしていて「ブワッ」と広がるあの感じ。ピックストロークの余韻が病みつきになっちゃいます。
「ハニー・トーン」と呼ばれる倍音が響くサウンド。ハチドリが描かれたシャレたピックガードが象徴的です。
~あとがき~
いかがでしたか!?お楽しみいただけましたでしょうか!?
今回、ご紹介した演奏動画&解説はご参考までに。自分のやり方でいいんです!!
憧れミュージシャンのカッコイイ演奏動画を探しまくって弾き方を真似するもよし、
楽譜と睨めっこして独学で練習するも良し、どれも正解です。
音楽の楽しみかたは人それぞれ。みなさんがギターを弾いてハッピーになれるのが1番です!!
楽器選びも大切です!!
楽器は演奏者の相棒。まったく同じ物は存在しません。
「こんな音楽をやりたい」、「こんな感じの音がほしい」など
困ったこと、わからないことがございましたらお気軽にご相談ください。
皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております!!