YAMAHA / 1971年製 FG-2000
音に「歴史」を感じたことはございますか。
そこには、弾いた瞬間に感じる深い余韻、乾いた響きなど、さまざまな要因があります。
このYAMAHA FG-2000は、当時の熱が感じられる…そんな1本です。

YAMAHAは日本のフォーク史を語る上で必要不可欠な存在テリー中本を迎え、1971年に新時代へと突入します。
そして、FGの人気が不動になったその年、“高級ハンドメイドFG”のラインナップを発表。
FG-1500/FG-2000/FG-2500(12弦) の3機種が世に放たれ、結果的にYAMAHA Acousticを全世界へ知らしめる結果となリました。
本個体はまさに、初年度である1971年製の貴重な1本です。
赤ラベル期の勢いをそのままに国内最高峰のクラフトマンたちにとって手掛けられました。
ブリッジも赤ラベル期の意匠をそのままに、先端がVを描く初期YAMAHAヘッド。
この形状を見ただけで、当時の気概が手に伝わってくるようです。

そして、弦を軽く爪弾くと思わず声が出てしまう高揚が押し寄せ、FG-180の荒々しさを知る人ならきっと驚枯れるかもしれません。
確かに力強く弾けば荒々しいサウンドになりますが、優しく鳴らしてみても開放感と煌びやかさを保ちながら音が前に飛んでいく、そんな感覚です。
低域は芳醇で柔らかく、それでいて芯があります。。
美味しい部分が鳴るよう、ハカランダが用いられてのではと考えたくなるほどです。

艶、香り、響き。
一音一音の中に、このモデルの魅力が閉じ込められています。
半世紀を経た今も、外観は美しく、演奏状態は良好。
FG-2000には、そんな職人たちの情熱と矜持が今も息づいています。
[スペック/付属ケース]
TOP : Ezo Spruce
BACK/SIDES : Jacaranda
BRIDGE/FINGERBORD:Ebony
NUT WIDTH :43.5mm
SCALE : 635mm
CASE : YAMAHA Hardshell Case
[コンディション]
-1971年から登場するFG-2000、本個体は初年度の貴重な個体です。
-風格は感じますが、しっかり綺麗な外観コンディションを保っています。
-ビビリや音詰まりなど演奏における問題はなく、良好な演奏コンディションです。
-12フレット上での弦高:6弦側 2.7mm、1弦側 1.7mm
-サドル突き出し量:約 1.0mm~2.0mm
-ペグ交換/ボディバック割れ接着修理あり
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。