1977年製 MK-81

Gibson / 1977年製 MK-81 

「Gibson社の新しい試み」

1975年にGibsonアコースティックを覆すギターが登場します。
Gubsonの伝統あるシェイプから離れたヘッドデザイン、クラシックギターのような滑らかなフォルムのボディシェイプ、ユニークなデザインのピックガードやサウンドホールの装飾など、Gibsonが新たなギターとして製造したMK-81。

実はMKモデル(通称：Mark Series)にはMK-35、MK-53、MK-72が生産され、本機は最上位機種に当たります。
大きな違いとしてはサイド/バックの木材やポジションマーク、指板材などが異なります。

ー最上位機種として君臨するMK-81の魅力

ボディトップには2トーン・カラーでフィニッシュされたスプルースを仕様。
杢目の細かいスプルースが選定されています。

サイド/バックには杢目の美しいローズウッドが使用されています。
MK-35/53にはメイプルが使用されています。
ローズウッドが使用されているのはMK-72/81のみ！

ピックガードはユニークなデザインの厚手のピックガードが装着されています。
Gibsonのカタログではピックガードが装着されてない写真が掲載されていることから、ピックガードは付属品として用意されていたことが推測できます。

指板には漆黒のエボニーが使用され、虹色に輝くアバロンのブロックインレイが輝きます。
MK-35/53はローズウッド指板、MK-72はエボニーとローズウッドが混在しております。
またポジションマークはMK-81以外はドット・ポジションマークです。
まさに最上位機種を象徴とする装飾です。

ブリッジはエボニーを使用し、三味線のバチのようなユニークのデザインのブリッジが搭載されています。
ブリッジの形状は各モデル共通ですが、指板材により素材は異なっています。

ネックは美しい虎目のフレームメイプルが採用されています。
光の加減や見る角度によって動く杢目が美しいです。

サウンドホール周りをエボニー材と縁を飾るようにレッドのラインが2本入った装飾が付いております。
このデザインはGIbsonアコースティックギターでは中々見られない独特な装飾だと思います。
これもGibsonの創造性とMKシリーズの大きな特徴ではないでしょうか？

ヘッドストックはGibson伝統あるデザインとは違い、角が鋭いデザインのヘッドデザインです。
トラスロッドカバーもヘッドのデザインに合わせてブリッジと同じ形状のカバーが付いています。
いずれも2本の赤いラインがヘッドとトラスロッドカバーを飾っています。

チューニング・マシンにはゴールドのGibsonロトマチック・チューナーを搭載。
ゴールドが採用されているのはMK-81のみ！
また注目したいのがSECONDの刻印。
これは出荷前の検品時にGibson社の基準と異なるモデルに押されるスタンプが入っています。
決してマイナスな感じではなく、ヴィンテージではスタンプを推してある方が珍しくなります。

Gibsonアコースティックの中でも異色を放つ本機は、ストロークをするとたちまちパワフルで図太い音色が放たれます。
それはストロークをするのが楽しくなるような感覚です。
他とはまず被らず「知ってる人なら知ってる」という珍しさを感じられます。
ぜひ、気になる方はお試しください。

[スペック/付属ケース]
TOP : Spruce
BACK/SIDES : Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE：Ebony
NECK：Flame Maple
NUT WIDTH : 42.5mm
SCALE : 646mm
CASE : Non Original Hard Shell Case

[コンディション]
-全体的に使用感、ウェザーチェックが見られますがヴィンテージならではの風格を感じられます。
-厚すぎず、薄すぎずのネックシェイプで、音のビリつきや詰まりは無く演奏状態は良好です。
-12フレット上での弦高：6弦側 3.0mm、1弦側 2.0mm
-サドル突き出し量：約 1.0mm〜1.5mm
-ブリッジプレート補強修繕あり。
-ボディトップ指板左横にクラック補修あり。
-ハードケース真ん中のロック故障あり。

[あんしん保証：6ヶ月]

[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。