ジャパン・ヴィンテージ!!世界に誇るサクソフォン専門メーカー、ヤナギサワのテナーサクソフォン初号機T-3(オーバーホール調整完了品)
[概要]
ヤナギサワ・テナーサクソフォンT-3後期モデル。ラッカー塗装仕上げ。ハイF♯キーなし。付属品:ハードケース 1965年製
[状態]
ベル縁、テーブル、パーム、オクターブ等のキイにラッカー塗装落ち。その他は、目立つキズ、事故歴、凹み等はありません。全キイ分解・管内外洗浄・全タンポ(CHANUタンポ・プラスチックレゾネーター)、フェルト、コルク全交換によるオーバーホール調整済み。
[特徴]
1954年にヤナギサワが手掛けたテナーサクソフォンの初号機、T-3の最終年製造品(※)。入荷品には初期型に装備されていた右手のGトリルキーは排除。ストラップフックやベル支柱はシンプルなリング形状に変更されていますが、基本設計は同じ。かつてのアメリカン・ヴィンテージサックスのようにLow B、B♭トーンホールは奏者側から見て左側に配置されています。アールデコ調のワイヤーキーガードはマーチン社のザ・マーチン(コミッティIII)に似ているというか、そっくり真似しているのはご愛嬌。このタイプのサクソフォンとしてはテーブルキーのアクションも軽く、操作性は良好。音程バランスも上々。初号機から高いクオリティを備えていたことが体感できる1台です。
※T-3発売後、Low B、B♭トーンホールを右側に配置したT-4(テーブルキー操作はアメリカンタイプ)が製作されます。1966年にはセルマータイプのT-5が生産されますが、今回入荷のT-3は1965年製造品なので、T-4の発売後も並行して製作されていたことが判ります。
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☆サックスの正しいお手入れ方法