ニヘイです!
皆様はLace SensorというPUをご存知ですか?
クラプトンやジェフ・ベックを知っている方ならご存知だと思いますが、ポールピースの出ていない特徴的な見た目をしたPUです。
Lace Senorはマイクロマトリック・フォームという特殊な機構などによってローノイズかつサウスティーンを稼げるPUになっています。
クラプトンのストラトに搭載されていたのはFender Lace Sensor Goldという1950年代のストラトサウンドをイメージして作られたPUが搭載されていますが、他にもRedやBlueなど異なったサウンドキャラクターを持つモデルもあります。
Laceは1986年から1996年までの10年間Fenderと契約をしていたのでPUトップに「Fender Lace Sensor」と記載されていますが、1996年以降の個体はFenderとの契約が無くなったので「Lace Sensor」と記載が変更されます。
ですがFender名義では無くなったとはいえ構造の変更点はないので、同じサウンドを出す事ができます。
何故FenderにLace Sensorという異色のPUが採用されていたのかというと、Fenderが当時ローノイズのPUを探していたというのもありますが、そもそもLaceの創業者Don LaceとFenderは1967年から関わりを持っており、Fenderアンプのスピーカーデザインの改良やコンサルタントなどの仕事をしていた事も影響しています。
そこからLace Sensorの開発に発展をしたそうです。
FenderにLaceが採用されるのに欠かせない人物がもう一人、それはP.A.Fの開発でも有名なSeth Loverの存在です。
Seth Loverは1967年からFenderで働いており、Wide Range Humbuckerなどを開発しています。
LaceがLace Sensorの実験を行う際に、PUの試作品を載せていたギターがなんとSeth Loverが持っていたオリジナルギターでした!!
そこでSethがPUに感銘を受けた事もFenderギターにLaceが採用されるきっかけの一つの出来事です!!
PUの性能はもちろんですが、人のつながりも関係していると思うと熱くなります笑
ちなみにサムネ画像はDuallyというモデルで、2つのLace Sensorを組み合わせたモデルです!
ニヘイでした!