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高価なヴィンテージギターを持っているのが何も大富豪ばかりとは限らない。いや、そうでない人が大半だろう。もっともミュージッシャン(バンドマン)の多くは年中金欠みたいなものだ。 それでも憧れのヴィンテージギターを欲する気持ちは人一倍ある。 だから働いて、働いて、働いて・・・・そして「遂に手に入れたギター」だから、思わず仕事場にまで持ってきてしまった・・・ |
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>> ヴィンテージ・ストラトキャスターの最新入荷情報 |
今回は小河内店長より肉体労働でがんばりながらギターを購入する若いお客様に感銘したという話から構図が先に決まったような節がある。
価格の高騰に歯止めがかからなくなってきているヴィンテージギターだが、それでも手に入れたい
欲求は止められない
ものだ。大半の方が分割払いをご利用する事を考えると、皆苦労しているんだな。本当にギターが好きなんだな、とあらためて感じる。
さて手にする事の喜びの裏には現実問題として返済が待っているが、このギターが、そして音楽がある限り仕事の苦労など跳ねのけてがんばれるのだ。
昼はお日さまの下で汗をかき、夜はライブハウスのスポットを浴びてまた汗をかく。そんな情熱的な日々を過ごす彼らにはどこか内なるパワーを感じる。
今回の撮影で必要な工事現場を探していると知人の工務店から電話があった。
「近くに現場あるよ」
おおお、なんとタイミングの良い。
「現場監督に伝えてあるから大丈夫。何か必要な物は?」
とんでもございません。
場所を提供して頂くだけで充分です。
数日後、到着するとそこはがらーんとして誰もいないではないか。
「げっ、今日はおやすみ?」
知人と携帯が繋がらない。
機材もってうろうろしていたが、昼時だったので食事をする事にした。
恐らく彼らも食事休憩だろうと祈りながら。
近くのそば屋でちょっと薄味のカツ丼を食べると現場に戻った。
「いない・・・」
困った。
諦めかけていたころ来ました、来ました。イメージどおりの
ザ・パワー・パフ・ワーカー!!
現場監督と軽く挨拶を交わし、早速撮影に入る。
作業の邪魔にならないよう、早めに終わらせなければと思っていてもついつい色々と試してみたくなる。
「すいませーん、トラックの砂利すくってくださーい」
「すいませーん、上の重機を移動してくださーい」
「すいませーん、現場に穴掘ってくださーい」
おいおい、いいのかホントに掘っちまって・・・
「すませーん、二人で絡んでくださーい」
何の撮影だよ!!
その後、発売された雑誌を持って現場に行くとすでに建物の骨格が出来上がっており、協力して頂いたお二人がいませんでした。
工務店の方に送っておきましたが、無事ご本人達に届いているでしょうか。
実は一番ノリノリだったのはモデルのお二人だったもので・・・
ご協力ありがとうございました。