'60年代末〜'70年代初期のTELEFUNKEN BC108C仕様のFUZZ FACEです!
'66年後半に登場したファズフェイスは、当初PNPゲルマニウムトランジスタNKT275を採用しましたが、'60年代末にNPNシリコントランジスタBC108(他にBC109、BC183L等も確認されている)に仕様変更されています。また、筐体やカラーにもいくつかのバリエーションが見られます。'68年にはアービター社とレンジマスターで知られるダラスミュージック社との合併により、"DALLAS-ARBITER・ENGLAND"名義となります。さらに'75年にはCBSによって買収されています。本機は、"DALLAS-ARBITER・ENGLAND"名義でTELEFUNKEN BC108Cを搭載した'60年代末〜'70年代初期の個体と推測されます。シリコントランジスタBC108はNKT275仕様に比べてゲインに余裕を持ち、FUZZコントロールを徐々に上げると、それはそれは太く迫力のあるサウンドが襲ってきます。どこまでも伸びてゆくサスティーンと、ハリのあるサウンドはまさに'60年代〜'70年代のロック黎明期を生き抜いてきた名機と言わんばかりの存在感を示してくれます。ギターのボリュームを絞った時のクリーンサウンドも味わい深く、十分なサウンドバリエーションも期待できます。
本機の状態と致しましては、ノブ/ポット/電池スナップに交換があります。そしてFUZZコントロール側のポットの配線材が短い為、基板の取り付け方向が通常と左右逆となっています。しかし基盤上の変更は無い為、サウンド面は何の問題もなく保たれております。近年オリジナルのファズフェイスは激しく入荷し辛くなっており、交換箇所などはあれどこの価格でお出しできるかは今後未知数です。
Transistors : TFK BC108C×2
Jacks : RENDAR(UK)
Switch : ARROW(UK)
※ノブ/ポット/電池スナップ交換あり、IN/OUTレタリング補正あり
年代:1970年代
付属品:なし
担当 : 佐野 (サノ)
※保証期間はお買い上げ日より1ヶ月となります。
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