BlondeカラーのJaguar!!
1950年代当時、GibsonやEpiphoneが席巻していたジャズ分野へと分け入る為に1958年にJazzmasterを世に放ったFender。
結果的に言えば、保守的なジャズギタリスト層を取り込むことに成功したとは言えませんが、60年代初頭にサーフミュージック系のギタリストからの人気が出て来ます。
そんなサーフミュージック系ギタリストへ向けて新たに登場したのがJaguarでした。
Stratocaster開発時と同様にミュージシャンの意見を尊重して開発されたJaguarは、「ネックスケールが長すぎる」「よりブライトなサウンドが欲しい」というサーフミュージック系ギタリストの要望を積極的に取り入れます。
Jazzmasterのオフセットコンターボディ、フロントプリセットトーン、フローティングトレモロユニットを継承しながらも、ネックスケールをJazzmasterの25 1/2インチから24インチに変更、PUにヨーク(金属カバー)を取り付け、PUセレクターの他にローカット・スイッチも増設する事で高出力かつブライトな音色を出す事が出来るようになりました。
上記のようなFenderの技術を詰め込んだJaguarはFenderの最上位機種として発売されます。
その後1990年代のオルタナ/グランジの流行によって様々なアーティストがJaguarを使用し、本来想定していたスタイルとは違いますが人気を更に確立します。
今回入荷した1960年代製のJaguarはBlonde Finishの為、他のモデル同様にAshボディを使用しています。
1960年代中期のJaguarの個体数は少なからずありますが、Ashをボディ材に使用しているBlondeカラーの個体は見る機会が殆どありません。
また1965年末に指版サイドにバインディングが施される為、仕様変更前の最終期の個体です。
ヘッドロゴはリデカール、ピックアップはリワインドされていますがBlack Bobbin、ポットは1962年の物が載っています。
フレットは減りは激しいですがオリジナルを保っています。
Jaguarらしいパキッとした輪郭を持ちながらも、ローミッドにしっかりと厚みがあり粘りのあるトーンを感じる事が出来る個体です。
現行品はもちろん、ビンテージでもなかなか感じる事の無いサウンドの個性を持つJaguarです!
[SPEC]
BODY:Ash
NECK:Maple
FINGERBOARD:Rosewood
PICKUP:Fender Black Bobbin
WEIGHT:3.84kg
NUT-WIDTH:41.6mm
w/Hardcase (Fender Brown Tolex)
※リデカール
※PUリワインド
※ネックリシェイプ
※ナット交換
※ペグ交換
※当店にてしっかり調整安心の5年間調整保証付
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※当店でご購入を頂きました商品は高額にて買戻をさせて頂きます。
担当:二瓶(ニヘイ)