HISTORY / 2012年製 NT-L3
今回ご紹介するのは島村楽器がプロデュースするフラッグシップブランド、HISTORYの「NT-L3」です。
アコースティックギターの王道であり、最もダイナミックな響きを持つドレッドノート・スタイルを採用したこのモデルは、一見すると伝統的な佇まいでありながら、その内部には日本の木工技術の粋が凝縮されています。
製造を担うのは、世界屈指のギターファクトリーとして名高い長野県のフジゲン。
熟練の職人たちが驚異的な精度で組み上げています。

ボディのすべてに厳選された単板を用いた贅沢な仕様は、このギターの最大の強みです。
合板のギターでは決して到達できない、木材そのものが呼吸するような奥深い共鳴と、どこまでも伸びていく自然なサスティーン。

そして何より、このギターの個性を決定づけているのが、独自の「サークル・フレッティング・システム(C.F.S.)」の搭載です。
フレットをわずかに弧状に打ち込むことで、すべての弦がフレットと直角に交差するこの技術は、アコースティックギターにおいて劇的な進化をもたらしました。どのポジションを押さえてもピッチが極めて正確で、長年プレイヤーを悩ませてきた和音の濁りを根本から解消しているのです。
C.F.S.がもたらすクリアな立ち上がりは、これまで自分の技術のせいだと思い込んでいた細かなミスタッチや音の輪郭のブレを鮮やかに修正してくれます。
さらに、ドレッドノートらしい豊かな低音を持ちながらも、中高音域が驚くほどクリアに抜けてくるサウンドバランスは、弾き語りにおいてその真価を発揮します。
あなたの歌声を決して邪魔することなく、むしろその声の魅力を引き立てるように寄り添うリッチな伴奏を奏でてくれます。
日本の気候変化を熟知した職人によるタフなネック構造と、丁寧に丸められたフレットエッジの処理は、手のひらに吸い付くような演奏性を提供し、何時間でも弾いていたくなるような幸福感をもたらします。
どれほど素晴らしいスペックを並べても、アコースティックギターの本質は木という生き物が生み出す個性にあります。
今回ご紹介するこの個体は、オール単板モデルならではのダイナミックレンジの広さが特に際立っており、軽いタッチには繊細に、強いストロークには底知れないパワーで応えてくれる、極めて素直で豊かな表現力を持っています。

海外製の高級ブランドであれば倍以上の価格が付いてもおかしくないほどの木工クオリティと音響特性が、日本の職人の誇りによってこの現実的な価格で実現しているということは、現代のギター選びにおいて最大の幸運と言えるかもしれません。
[スペック/付属ケース]
TOP : Solid Sitka Spruce
BACK/SIDES :Solid Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE:Rosewood
NECK:3P (Mahogany/Walnut )
NUT WIDTH :44.0mm
SCALE : 645mm
CASE : Original Hardshell Case
[修理・加工歴/交換パーツ/外観コンディション等]
※中古/ビンテージ品につき当店で検品してわかる範囲での情報です。
あらかじめご了承ください。
[演奏コンディション]
-12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 1.8mm
-サドル突き出し量:約 3.5mm〜4.5mm
-ビビりや音詰まりなど、演奏における問題はございません。
[あんしん保証:6ヶ月]
[通販安心サービス]
通信販売の場合、お客様に試奏の機会をご提供できないため、商品到着後6日間のお試し期間を設けています。
ご自宅で商品をじっくりお試しいただき、ご満足いただけない場合は商品代金をご返金いたします。
※往復分の送料はお客様負担です。