スイングジャズ時代に栄華を極めた名門ブッシャーが晩年に製作した個性派エントリーモデル400
[概要]
ブッシャー(ビッシャー/BUESCHER)アルトサクソフォン400。本体・ネック真鍮製ラッカー塗装仕上げ。サムフック、オクターブキー、ストラップリング>ニッケル製ラッカー塗装仕上げ。キー、カップ>ニッケル製ニッケルメッキ仕上げ。1970年頃の製造。付属品:WICONA中古セミハードケース(赤/ストラップなし)
[状態]
U字管裏に小凹み修正痕。キー、カップのメッキのくすみ。その他の部位に目立つキズ、塗装傷み、事故歴なし。全キイ分解・管内外洗浄、全タンポ(CHANUプラスチックブースター)、コルク、フェルト全交換オーバーホール調整済み。※ネックがやや長めのため、マウスピースを普通に差すと低くなります。コルクが2〜3ミリ見えるあたりまで深く差すことでピッチが合います。
[特徴]
スイングジャズ時代のデューク・エリントン楽団のサックス・セクションを彩ったブッシャーが1960年代から1970年半ば頃まで製作した400。同じ400シリーズのTop Hat & Caneのようなプロフェッショナル用モデルではなく、Selmer USA社買収以降の製品で、当時のアマチュア・学生向けに製作されたエントリーモデル。135ミリ(※)のビッグベルにイエローブラスのボディ、ニッケルキーの2トーンカラーが個性を放っています。ストレートな鳴りっぷりの良さが魅力です。内外ともに洗浄クリーニングを施し、全パッド交換によるオーバーホール調整を行っています。ご安心のうえ、末長くお使いいただけます。
※一般的なアルトサクソフォンのベル直径は120ミリ前後
☆大久保管楽器店ではサクソフォン専門リペア小田桐工房と連携しすべての調整作業工程を行っています。