スモールガード、スキャロップド・ブレーシング、ロングサドル仕様の1954年製 サザンジャンボ
Gibson / 1954年製 Southern Jumbo
Jシリーズのトップ・モデルであったJ-55と入れ替わる形で当時の最高級機種(戦争によりSuper Jumboは生産中止)として1942年に登場したSouthern Jumbo。
当時の基準において最高の材料を投入して造られ、それに相応しいネーミングとして'Southern Jumbo'(アメリカでは'南部'は、'伝統' 'ロマンス' '郷愁'を呼び起こす意味らしい)と名付けられました。
ボディ・サイズはAdvanced Jumboと殆ど変わらないものの、ダブル・パラレログラム・ポジションマークや指板のセルバインディング、マルチプル・ボディ・トリム等が確固たるオリジナリティと高級感を醸し出すモデルです。
ハンク・ウィリアムスやウディ・ガスリーに愛用されたことでも知られますが、国内では山崎まさよし氏が愛用していることで、日本でもモデルの存在がクローズ・アップされ、今やJ-45と並ぶ人気モデルとして君臨しております。
本器はティアドロップ型スモール・ピックガード&19フレット仕様の1954年製の個体で、スキャロップド・ブレーシング、ロング・サドル仕様のアッパーベリー・ブリッジというプレミアムな前期型でございます。特にロングサドルについては52〜53年ごろにショートサドルへと変更していくので、54年でこの仕様というのはとても珍しいです。
今年で70歳を迎える圧巻のルックス。
長年にわたり弾き込み、育まれてきたことがわかります。
その見た目の貫禄通り、期待を裏切らない、味わい深いサウンドをたっぷりに響かせます。
低音はボリューミーで底なしの深さ、ミッドレンジ中心に粘りのあるブルージーなサウンドといった印象を持ちました。
程々に太めの50sラウンドネックは、握り心地がよく、ボディと一体となって鳴るような安心感があります。
所有者にとって特別な存在になることは間違いございません。
[スペック/付属ケース]
TOP:Spruce
BACK/SIDES:Mahogany
NECK:Mahogany
FINGERBOARD/BRIDGE:Rosewood
SCALE:632mm
NUT-WIDTH:43mm
CASE:Non-Original Hard Shell Case
[コンディション]
- アコースティックギター専門職人によるネック・木部の徹底した点検・調整を実施
- ネックはストレート、ビビりや音詰まりなし
- 12フレット上での弦高:6弦側 2.5mm、1弦側 2.0mm
- サドル突き出し量:約 4.5mm-3.5mm
- ボディトップとバックにクラック修理が複数箇所あります
- ストラップピン取付あり
- ペグ/ナット/サドル/ブリッジピン/エンドピン(拡張)交換あり
[保証なし]
[保証について]
ご委託品のため、当店保証は付属致しません。
もちろんご購入後はご希望により調整・修理等(有料)のご相談を承ります。
尚、通販お試しサービスは対象外です。(返品不可)