こんにちは!TC楽器リペアの小山内です!
今回はとある物の修理について書いてみました。
とはいっても楽器じゃありません。
今回修理する物はこちら!
そうです。ソファです
このソファはAdvance Guitarsの試奏スペースで使われているものです。
どこを修理するのかといいますと、この切り傷です。
ある時からパックリと表面が切れてしまっていました。
というわけでこの切り傷をできるだけ目立たないようにしていきます。
今回用意した道具はこちらです。
楽器修理だと見ないものが大半ですね。
まずは切れて広がっている皮部分を「裏打ち」していきます。
内側に合皮テープを貼り広がっていた部分をくっつけました。続いて傷部分にパテクリームを盛って傷の段差を埋めていきます。
盛りました。
硬化のため一晩乾燥させます。
次の日パテがしっかり乾いたようなので、パテを削って表面との段差を慣らしていきましょう。
このパットと#320の紙やすりを使って削っていきます。
段差が無くなってきたら紙やすりの番手を#600→#800→#1200と細かくしていきます。削り終わりました。
触った感じ素材の違いは感じますが切り傷は全くわかりません。
パテが上手いこといったので次は色を着けていきます。
色のクリームを使って周りの色と合わせていきましょう。
最初は明るめの色から塗って段々と濃くしていきます。
色味の調整が終わったので数時間乾燥
↓
このままだと着色が剥がれてしまうのでトップコートを塗る
↓
筆塗りだと跡がつくのでたんぽ塗りまで済ませます。
透明なので分かりづらいですが塗り終えました。
一晩乾燥させます。次の日しっかり乾燥してました。
艶がありすぎるのでスチールウールを使って周りの雰囲気と合わせていきます。どうでしょうか?
全く分からない!という程ではありませんが割りといい感じだと思います。
しっかり伸縮性もあるので座っても問題ありません。
これで試奏される方も問題なく座れますね。
というわけでソファの修理をしてみました。
初めてにしては良くできたと思います。
皆さんも是非Advance Guitarsに来てこのソファに座ってみてください!
小山内でした!