ベースが繋ぐ縁 Ken Smith BT6 Fretless -Melvin Davis- - TC楽器 - TCGAKKI

1992 Ken Smith BT6 Fretless -Melvin Davis-

事の始まりは当店に舞い込んだオファーがきっかけだった、ケンスミスの息子であるJon Smithからである、詳細な記述は下記のURLから確認いただけるので、見て欲しい。

Ken Smithからの歴史説明と息子Jonとの出会い

結果として当店はKen Smithとの直接的なコネクションを持つ事となり、信頼に値するショップである事を理由に、Ken Smithのベースを生涯のパートナーとして使用している、あのMelvin Lee Davis本人が使用していたベースを譲り受ける事となった。

Melvin Lee Davisはベーシストであればその名を知らない者はいないであろうベーシスト。
1960年カリフォルニア州オレンジカウンティーで生まれ、4歳でヴァイオリンを、6歳でサックスを、高校でベースをはじめ、16歳でバディー・マイルスに見出されニューヨークを拠点としあらゆるミュージシャンとそのキャリアを積み上げ、その溢れる才能で、ソールトレインのテーマを共同制作、グラミー賞を受賞したチャカ・カーンの音楽監督を務めるなど、音楽のジャンルを問わず、アイディアと守備範囲の広さで、天才の名を欲しいがままにしている。

今回紹介するBT6 Fretless -Melvin Davis-ベースに対するインプレッションは、私が語るより本人に語ってもらった方が良いと思うが、正直彼が弾けば良く感じるのは当たり前とおもうし、良い音で印象は事足りる。ベース個体のマテリアルやスペックを語らずとも、彼が語る「ジャンルは業界がラベルをつけるもの、全ては音楽だ」に通ずるその楽器と本人が培った歴史も一緒に体感してもらえる事が、この楽器を所有する方の生涯をかけた楽しみになる事は間違いがない。

今回この様な機会を与えてくれたJon SmithとMelvin Davisに感謝したい。

TC GAKKI

松井

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