楽器屋ってなんだろう?もちろん楽器を売っている所。でも例えば魚屋でも「あの店のは活きがいい!」とか「この店はネタが豊富」とかあるよね。楽器屋だって同じ。店によって得意不得意もあるし、品揃えも変わってくる。
それに「買って終わり」ではないのが楽器屋。その後のメンテとかもあるし、音で悩んだ時に相談したり、また買うときに下取りしてもらったりと長い付き合いになるのが普通。 その後の音楽生活を左右することだってあるから店選びは重要なのだ。 だから買う時の値段だけで選ぶのは微妙。長~い目で見て「使える楽器屋」を選ぶのが一流の楽器使いだ。
これはあるよね。いろいろ比較する上でも便利だし。それに多くの在庫を扱っている店の方が店員もそれだけ楽器を見ている訳だから、その中でキミに合ったものを勧めてくれる場合が多い。またそれだけ楽器が集まってくるということはメーカーやお客さんからの信頼が高い証拠だ。「良い楽器は良い店に集まる」これが鉄則だ。
確かに。しかし店員の知識を見分ける方法ってなんだろう。難しい質問をしてみるとか?でもたまたま答えを知ってる場合もあるよね。それに人にはそれぞれ得意分野があるからキミが知りたい領域以外の知識がいくらあっても無用な訳だ。そんなものを長々と講釈されたりしたらうっとうしいだけ。そこで!キミが興味のある種類の楽器を多く扱っている店を観察してみよう。楽器屋の場合、担当者の趣味や得意分野の傾向が在庫に反映されていることが多いから、そういう品揃えをしているところは必然的にそのジャンルに対する知識が高い場合が多い。ただし訊いてもないのにいろいろ説明して来る店員は自分の知識を自慢したいだけな場合も多いから考えモノ。寡黙な人の方が実は親身になってくれるかも知れないぞ。「店員の知識は品揃えで読め」これが第二の鉄則だ。
せっかく買った楽器が大事な時に音が出ない!…って考えるとアフターはちゃんとやってくれる店じゃないとだよね。「メーカー保証がついてるから大丈夫」と思ったキミは甘い!ライブを直前に控えていきなりのトラブル。慌てて楽器店に駆け込んだら…「メーカー出しになるので1~2週間かかります」な~んていくら無料で直してくれたってそりゃないよね。保証書というのは無料で直すことは約束してるけど「すぐ直す」なんてことは書いてない。しかし楽器というものは突然音が出なくなる場合もあるし、練習したい気持ちを考えればそんなに長く預けてはいられないもの。なので楽器屋に行った時は専門の修理コーナーや修理ルームがある店か確かめてみよう。修理設備を持った楽器店ならば、「持って行ったらタバコ吸ってる間に直してくれた」なんてこともあるぞ。「アフターサービスは設備で読め」これが第三の鉄則。その店独自の保証書を出してる所ならさらに安心。
楽器を買うとシールドやストラップなどいろいろと小物も必要になってくる。弦やピックや電池などは消耗品だし。だから自ずと楽器店には何度も足を運ぶことになるけど、できれば最初に楽器を買った店の方が良いよね。買った楽器の調整の仕方を訊いたりいろいろ相談したりできるし、有用な情報が得やすいのが魅力だ。だから繰り返し通うことを考えると、その後定期的に買うであろう消耗品の値段というのは先に知っておくべきなのだ。「真の安さは小物で読め」これが第四の鉄則だ。それから意外と要注意なのは「○○点入ったお買い得セット」系。確かにお得な気はするけど、不要なものまで入っていないかな?好きじゃない教則DVDなどは練習にならない。本当に必要なものなのか、見極めるべし。
まだまだある楽器店の選び方。バンドマン100人に訊いてみた。「安い方が良い」確かに。「駅から近い方が」これもそうかも。「怖くないところ」キミの方が怖くない?でも礼儀正しいところは何か安心だよね。あとしつこくないところ。「近くに美味い飯屋があるところ」へ~そうなんだ?でも確かに近所に美味しそうな店が多い所はまた行く楽しみが増えるよね。「店員のコが可愛いとこ」結局最重要ポイントはこれだったりして(笑)。そんな訳でいろいろあるので「良い楽器屋は好みで選べ」これが最後の鉄則だ。
予算的に厳しい時とか、目が行くのが中古。やはり安いのは嬉しいし、思わぬ掘り出し物と出会えたりと探す楽しみもいっぱい。一方で中古を買って失敗した~なんて話もあるから確かに不安な面もあるんじゃないかな。そこでここでは新品と中古の魅力を徹底比較してみよう。
そりゃ新品の方が~って思うかも知れないけどちょっと待った。最近の良識的な中古店の楽器はかなり状態が良い。中古店ってメーカーのバックアップがないからほぼ全てを自分の店で調整しなければならない訳だ。このため専門の技術スタッフを雇っているところも少なくない。一方新品の場合は、メーカーから出荷されてきたものを展示して、問題が生じればメーカーに戻して調整してもらう場合が多い。昔は中古楽器って、そりゃ酷いものもたくさん見かけたけど、最近は中古店のクオリティが上がってるのか、ほんと状態の良い中古が増えてきたね。まあオークションとかは別かも知れないけど。なのでコンディションについてはもう五分五分といって良いんじゃないかな。あとは店次第!というところだ。
そりゃついてりゃ安心なのは言うまでもないけど、前にも書いた通り保証書は万能ではないということだ。なので自分が必要とするアフターサービスかどうかに注目してみよう。例えばエレキギターの回路系の修理などの場合、中古店のリペアマンでも充分対応できることが多いのでスピードの方が重要だったりもする。メーカー保証だとメーカー預けになるため小売店では手は出さないこともあるから、その場で見てもらえるかどうかは大きなポイントだ。一方、DTM機器などのソフトウェアのアップデートとかになるとIDやパスワードで管理されてたりするので中古だとNGな場合も多く、この辺は新品保証付きの方が有利だ。
「壊れてるんじゃ」「すぐ壊れるんじゃ」
確かに不安になるよね。それに実際壊れているものがあるのも事実。しかし逆に言えば新品は絶対すぐには壊れないかというと、そうでもないのもまた事実。つまり壊れる壊れないは新品か中古かという問題ではない訳だ。それに中古の場合、それまで壊れずに使われてきたという実績を持っているものもあるので、その辺の目利きがつけば未知数の新品よりある程度先行きが読めたりする。まあ、そこまで見極めるのはかなり難しいから、やはり信頼できそうな店を選ぶのが大事。結局新品か中古かということより、信頼できる店で買うかどうかが問題ってことだね。
「珍しい色で一目惚れして中古で買ったら皆に羨ましがれれる。」
中古で実に多いのがコレ。長年中古を扱っている人でも「こんなカラーあったのか!?」って驚くようなのが出てきたり、色だけじゃなくとにかく珍しいものと出会う確率高し!他じゃ売ってないってのもポイントだね。しかもこういうのが中古だと意外と安かったりするから面白い。
「ピザ食べながらとか気にせずガンガン使えるのがイイ!」
パーティの主役はピザとビールと楽器!かどうかはともかく、汚れやキズがつくのとか気にしてたら本気で楽しめないもんね。気にせず使えるキズ有りの楽器にさらに思い出のキズを増やして行くのが中古との楽しい付き合い方。筆者も買った当日のレスポールに思い切りビールをひっくり返した時は「中古で良かった…」と心の底から思いました。
最初は入りにくいと思うかも知れない中古店だけど、一度入れば中は宝探し!楽しくて時間の経つのも忘れてた…なんてことも。昔欲しかったあのエフェクターとか、中学の頃、仲間が持ってたあのギターとか。思わずタイムトリップしちゃったり。中古ってそれぞれ1点しかないものだからそれぞれにドラマがあるよね。それにやっぱり使い込まれた楽器はカッコいい!最近はわざとキズをつけた新品とかまで出てるくらいだし。しかしキズとなれば本物は中古。天然キズこそクールだ。
一通り見て楽しんだら今度は店の人に話しかけてみよう。中古店って店員も年齢層高かったりで無愛想そうで話しかけにくかったりするけど、結局は好きでやってる訳で実は良い人が多い。それに毎日これだけの中古を識別してる訳だから知識の量はハンパなかったりすることも。店員も年期ものってことだ。実に身になる話が聞けちゃったりするとそれだけでトクした気分になるよね。
最近はほんと便利になったというか、中古ってそれぞれ1個しかないものだから出会いはタイミングだったりするけど、そんなタイミングさえWebでチェックできちゃうんだから凄い時代になったものだ。特に要チェックなのがJR山手線の新大久保駅前にある「THE中古楽器屋」のHP。
数千点を超える膨大な在庫が毎日入荷と同時にアップされてるからここを見るだけでも相当数の出会いがある。しかも表から裏まで細かい詳細画像はもちろん、リアルなムービーまで見られるから驚き!もう現物を見ている気分だ。忙しくてなかなか楽器を探しに行けないキミにはうってつけだね。あともうひとつ凄いのがここのコラム。これはもうマジでヤバい!ギターについてとかエフェクターについてとか、膨大な量の情報が惜しみなく満載されてて超マニア!これ読んだだけで、ライバルに差をつけられるぞ!同時に初心者に優しいシリーズもわかりやすくて読み応えアリだ。もう知ってるって言うキミはカッコいい!
「中古探しでカッコいいギターと出会ったけど、先立つものがね~」ってわかるわかる。バンドやっているとスタジオ代やら移動費なんかでほんとお金かかるもんね。楽器買うどころか生活するだけだってやっとのところで頑張ってたりするからバンドマンはエライ。THE中古楽器屋はそんなバンドマンの味方。楽器が好きなのは皆一緒、仲間だ。だから「欲しい楽器があるけどお金が~」って時は気軽に相談してみよう。今持ってる楽器を下取りして安く買う方法とか、いろいろ親切にアドバイスしてくれるぞ。ギターはもちろんアンプやPA、管楽器からヴァイオリンまで毎年何千点という中古を鑑別している専門のスタッフがそれぞれいるから、どんなものでも大丈夫。
古かったりして「こんなのお金になるかな~」ってものでもプロの目できちんと見てくれる。やっぱりみんな楽器が好きだからね~。 使ってない楽器や機材があったら相談してみよう。 そして楽器を買う予定が特にない時でも力になってくれるのがこの店。下取りでなければ現金で買い取ってもらうことも可能だ。その場ですぐに支払ってくれるのが嬉しい。急なライブで「ノルマ大丈夫かな」なんて時には頼りになるよね。しかもこの新大久保はアジア料理の本場。安くて超ウマい店がいっぱいあるのでついでにパワーつけてくるのもアリだ。
さあ、手持ちの機材をチェックしてみよう。
キミの部屋、まだまだお宝が眠ってるんじゃない?
アンプとか大きくてすぐに持っていけないものの場合は写メとかで送るとメールで買取金額を知らせてくれるぞ。