Team LOTUS

ロータスとは? どんなひとたちが作ってる? 


私たちはかなり型破りな会社ですが、それが私たちを特別な存在にしています。
LOTUSは”世界で最も優れた、最も簡単に演奏できる楽器を作る”ことを約束した国際的なパートナーチームです。

HENRIK GRAHN     ADAM RAPA

 
LOTUSというメーカーの仕組みは、他とは全く異なります。

特定の拠点を持たない私たちのチームは、全員がそれぞれ遠隔地で仕事をしています。リモートワークが一般的になるずっと前からそういった方法で活動してきました。
これにより、時代の変化の中で柔軟に対応することができ、完璧な品質のトランペット&マウスピースを製造することができます。

NICOLÒ PERINA

 

オーナーのAdam RapaとHenrik Grahnは、それぞれオランダ在住のアメリカ人と、スウェーデン在住のスウェーデン人です。


エンジニアのNicolò Perinaはヴェネツィア在住、営業担当のCharley Wagnerはスイス在住のアメリカ人です。

彼らが4カ国に布陣する、私たちの仲間です。

CHARLEY WAGNER

LOTUSのトランペット

第1世代のトランペットは、イギリスのAndy TaylorとMatt Martinとともに開発されました。初期の段階では、ドイツのMeinlschmidt社製のMAWバルブブロックをカスタマイズした以外は、Andyのショップでハンドメイドで製作されていました。

私たちは今LOTUSの第2世代トランペットを作っていますが、これはまったく別物です。ヨーロッパ各地の専門会社と協力することで、最高品質の製品とサービスを提供することができます。

Nicolòと私は、トランペットの設計を見直しました。今でもAndy Taylorに素晴らしいベルを製造してもらっていますが、リードパイプ、レシーバー、ブレースなどのパーツはイタリアのブレシアにある機械加工の名人Marco Febbrariに依頼しています。

Marcoが削り出したパーツは、私たちのトランペットの演奏性を大きく変えてくれました。素晴らしいアップグレードが実現したのです。

組み立てはポーランドにあるZM Concept社のMateusz ZeszutとMikołaj Durkaが行っています。また、オランダのデン・ハーグにあるAtelier Pfeifferでは、Heiko EbnerとMarcel Schottが常にたくさんの面白い試作品を製作しています。

LOTUSには、スキャンや3Dプリントなどのサービスを提供するヨーロッパのさまざまな企業や、音響物理学者であるウィーンのGregor Widholm教授などの協力も得ています。また、会計士/トランペットの演奏家でもあるMark Schwartzは、アリゾナ州の自宅に居ながら、私たちの財務および法律上のニーズに専門知識を提供してくれています。

21世紀の今、地理的な障害はありません。むしろ距離があるからこそ、より専門的なチームの編成が可能になるのです。そして、LOTUSの楽器に惚れ込んだ新しいオーナーやディーラーによって私たちの輪は日々広がっています。その中には、新しいアイデアやリクエストを提供してくれる人もいるのです。

LOTUSのマウスピース

第1世代のマウスピースのデザインには、歴史的な金管楽器のスペシャリストであるスイスのEgger社と協力して行っていました。
Rainer Egger, Gert Friedel & Ralf Masuratの3人は夢のようなチームであり、彼らと一緒に仕事ができたことは非常に名誉なことでした。私たちの専門知識を組み合わせることで、魔法のような結果が生まれたのです。

私達の仲間のNicolòは熟練したエンジニアであり、トランペット奏者でもあります。最初に会った時から、一緒に仕事をするには最適な人だと思いました。 彼は若いのに多くの知識を持っていて、質問や想像力にあふれ、解決策を見つけるのに優れています。
2020年はとても忙しい年でした…。LOTUSが始まって以来、私のパートナーであるHenrik Grahnは毎日MVP賞にふさわしい活躍をしてきましたが、2020年のMVP賞はNicolò Perinaで決まりですね

第2世代のLOTUSマウスピースは、イタリアのMarco Febbrariが製造しています。
Marcoの素晴らしい仕事のおかげで、製造品質を向上させつつコストを大幅に削減することができました。これにより、最先端の職人技を駆使したマウスピースを学生でも買える価格で提供し、最高の演奏者を生み出す手助けをすることができました。

演奏を楽にしてくれるマウスピースを誰もが持てるようにするためには、その入口に障害があってはならないのです。
第2世代を迎えたLOTUSマウスピースは、単に名前を変更しただけではありません。デザインの最適化、新モデルの導入、既存モデルすべてのアップデートに、膨大な時間と費用を費やしました。

素材のオプションを追加し、多く寄せられた要望やフィードバックを取り入れました。このマウスピースは間違いなくアップグレードされており、私たちもこのマウスピースに惚れ込んでいます。また、フリューゲルホルン用の新たなモデルも追加されました。

うん、確かに忙しい年だった。(2020年はライブが全部なくなってよかった…)

LOTUS チーム

ADAM RAPA

CEO, Head Designer

Adamはトランペット奏者として、また教育者としてのスキルを持つだけでなく、当社のトランペットやマウスピースの設計においても重要な役割を果たしています。

彼は”トランペットメーカーを率いるスーパートランペッター”という唯一の肩書きを持っており、それは間違いなく製品の品質に反映されています。
プレイテストの場では、Adamはチームのサイボーグとなります。わずかな調整でもその効果を感知し、わずかな問題も信じられないほど正確に検出することができます。

アダムは4バルブのSOLOモデルをメイン楽器として演奏しています。最近では、2M/ニッケルシルバー、2XL3/ターボウッド、2XL3/ブロンズ、3S/ブラス、7XS2/ブラスのマウスピースを愛用しています。

 

HENRIK GRAHN

CFO, Head of Marketing

HenrikはLOTUSの立ち上げ時からアダムの右腕として活躍しています。財務管理、戦略立案、ビデオ編集など、会社で最も必要とされることを何でもこなす万能選手として活躍しています。

HenrikはAdamの長年の生徒でしたが、”世界一演奏しやすいトランペットを作る”という目的のために一緒に働き始めました。
彼には「初心者が楽器を始めるにあたって、自分自身を最も表現しやすい、音楽で喜びを分かち合うことが出来るようなトランペットを作りたい」という夢があるのです。

彼はSOLOモデルと3Mマウスピースを愛用しています。

 

NICOLÒ PERINA

Head Engineer

Nicolòは画期的なトランペットの開発を目指す私たちにとって、理想的な協力者です。トランペット奏者であると同時にエンジニア&デザイナーでもある彼の意見は非常に貴重なものです。

今回、製造拠点をイタリアに移すことにこだわってくれたのは彼でした。製品を今まで以上に優れたものにし、将来さらにアップグレード出来る可能性を見出してくれたのは、彼のたゆまぬ努力のおかげなのです。

彼が演奏しているのは、Soloモデル。2Mのマウスピースを愛用しています。

 

CHARLEY WAGNER

Head of Customer Service

Charleyは、Youngblood Brass Bandのツアーでアダムと出会った直後にチームに加わりました。最初のリハーサルでAdamからLOTUSトランペットと、プロトタイプのマウスピースを渡された瞬間から虜になってしまったのです!

彼はAdamに第1世代のLOTUSマウスピースを生み出した、Egger Brass Instruments社を紹介し、開発のあらゆる段階でAdamと一緒に膨大な量のテストを行いました。
Charleyは現在カスタマーサービスとセールスを担当しており、皆様にとって良いアドバイスをしてくれる人物です。

彼はLEAD/SOLOモデルのプロトタイプと、3L2/ブラス、3M2/ニッケルシルバー3S/ブラス、3XS/ブラス、3XS2/ブラスFL-3L/ブラスのマウスピースを愛用しています。

Adam Rapaからのメッセージ

“世界最高のトランペットを作るという目的で結ばれた、この素晴らしいチームで働くことは夢のようです。私たちの手元にあるトランペットを細部まで検討し、LOTUS Trumpetsを優れたものへデザインしていくことは、この上ない喜びでした。

私は何十年もの間、自分の機材の細かなディテールにこだわってきましたし、この業界で最も優秀な頭脳の持ち主たちと仕事が出来るという幸運にも恵まれてきました。そして今、LOTUSチームと共に、私が考える究極のトランペットに命を吹き込もうとしています。

私にとってこの冒険は、”夢のトランペットを持ちたい”という一人の音楽家として始まりました。そして、それはこれからも変わりません。私たちが製造・販売するすべてのトランペットは、私自身が所有することを誇りに思えるものです。デザインに関する最終的な決定はすべて私が下しており、私や他の人にとって何がベストなのかという明確な答えを導き出すために、徹底的なプレイテストを行っているのです。

私のケースに入っているLOTUSトランペットと、あなた達が手にするLOTUSトランペットの間には1つも違いがないことを、私が保証します。そして、私よりも高い基準を持ったプレーヤーを見つけることはできません。安心してください、私は常に最高の機材を提供することを約束します。

FAQ

第1世代のスタンダード&プラスモデルはどうなりましたか?

答えは簡単です。私たちは長期に渡ってプレイヤーを観察してきた結果、この2つの中間のイントネーションを目指すことが、ほぼすべての人にとってベストであるという結論に達しました。第2世代の新しいマウスピースは、”寛容なプラスモデル”と表現するのが最もわかりやすいでしょう。きっと気に入っていただけると思います。

・より詳しい解説
第1世代のマウスピースをご存知の方は、スタンダードとプラスモデルの2種類で提供されていたことをご存知でしょう。これによりプレイヤーはイントネーションや、低音域・高音域のターゲット方法を好みに合わせて選択することが出来ました。

これはプレイヤーのテクニック、特に身体的な緊張感に関わらず、すべてのプレイヤーの悩みを完璧に解消するための試みです。
3年間、お客様からのフィードバック、そして私たち自身の絶え間ない演奏テストと研究を経て、ほとんどすべての人に最適な吹奏感を提供する「スイートスポット」の存在を解明しました。

このスイートスポットとは、ハーモニック・シリーズ(特にオクターブ)の音が完璧に調和しているところへあなたを導いてくれるものであり、同時にピッチを上下に±7セントずつ簡単に移動させる自由を与えてくれるのです。
・例えば、コードの3番目の音階を演奏するとき、少し低めに演奏した方が良い場合…。
・あるいはアンサンブルのために、仲間の(少し怪しい)イントネーションに合わせる必要があるとき……。

この柔軟性は非常に重要です。
スタンダードモデルのマウスピースは、「従来の圧縮されたイントネーションに慣れていて、自分の奏法は変えたくない」プレイヤーに親しみを感じてもらうために、若干のハンディキャップを含んでいました。
一方、プラスモデルは高音域でかなり低い音程を狙う(“押さえる”という表現にも近いですね)ように設定されています。体の緊張やアライメントに関わらず優れたアプローチが出来るよう促すものですが、その代償として、注意しないと「シャープな音」となることが多くなってしまいます。

第2世代のマウスピースでは、この2つの構成の完璧な中間を目指し、”寛容なプラスモデル”と表現するのが最も分かりやすいように再設計しました。演奏しやすく、音を自由にコントロールする事が出来る柔軟性を持っています。
この新しいイントネーション・セッティングについて、あらゆるレベルのプレイヤーを対象にした大規模なプレイテストを行いましたが、その結果は紛れもなく明確です。
初心者も上級者も、このマウスピースを使って実際の演奏で優れたイントネーションを体感できました。だからこそ私たちは、自信を持ってひとつのイントネーション・セッティングに絞ることが出来ました。第2世代のLOTUSマウスピースは、今まで以上にピッチバランスの優れた演奏を可能にしてくれると確信しています。

カスタムメイドのマウスピースのリムを注文できますか?

現在のところ、カスタムリムやコピーの提供は行っておりません。将来的には実現可能になる可能性もありますが、時間とコストを考えると、今のところ私たちはそれに専念することは出来ません。
ぜひこのままの状態でマウスピースを試してみてください。それでもリムの形状を変えた方が良いと思われる場合は、お気軽にお知らせください。同じご要望をお持ちの方が多ければ、解決策をご提案できると思います。
※第1世代と比べると、XL&Lカップはリムの輪郭を変更して、少しだけリムバイトの食いつきが良くなりました。

カスタムスロートサイズを注文できますか?

現在のところ、カスタムスロートサイズの提供は行っておりません。スロートサイズが自分に合っていないのでは?と判断する前に、まずはデフォルトのまま試してみることをお勧めします。マウスピースの吹き心地を決定するパラメータは複数ありますが、スロートはそのうちの一つに過ぎません。
・スロートの前後の形状
・スロートの長さ
・バックボア全般の形状
・マウスピースと楽器のギャップ
など、これらすべてが抵抗感や空気の流れに影響を与えます。
私たちはスーパーヒーローから初心者までの様々なプレイヤーと、膨大な量のプレイテストを行いました。あらゆるレベルのプレイヤーにとって最もベストな感覚とサウンドを確認した上で、それぞれのカップにおいて計算された正確な形状と、絶妙なバランスを決定しました。
もちろん常に例外はありますが、当社の発展段階において、合理的な生産と手頃な価格を維持するためには、これらのデザインのフィーリングとパフォーマンスに絶対的な魅力を感じてくれる99%の人々に焦点を当てる必要があるのです。
ご安心ください。LOTUSマウスピースは極端に大きなスロートを持っているわけではなく、息が取られることはありません。たとえスロートの大きさに違和感があっても、しばらく試していただければ気に入っていただけると確信しています。

フリューゲルホルン・シャンクのテーパーは何ですか?

当社のフリューゲルホルンマウスピースは、ラージシャンク(ヤマハシャンク)を使用しています。
今後、より多くのシャンクを提供していきたいと考えています。スモール(バック)シャンクとフレンチ(ケノン)シャンクの2種類を予定していますが、ご要望の多さに応じて優先的に生産していきたいと考えています。

RAPA-4 VALVEに慣れるにはどうしたらいいですか?

第4バルブの使い方はとても簡単です。4番ピストンよりもロータリーの方が快適で、左手親指の使い方もすぐに自然になります。

練習方法としては、まず好きなスケールスタディを吹いてみましょう。ペダルの音域で吹くようにしてください。簡単なパターンを選んで何度も繰り返し、慣れていきましょう。また、ペダルの音域と他の音域との橋渡しをしましょう。長いスケールやアルペジオを下から上へ、上から下へと演奏してみましょう。これはとても良い練習で、音数が増えるほど楽しくなっていくはずです。

音楽のレパートリーとしては、クラリネットやチェロなどのために書かれた曲からも無限のインスピレーションを得ることができます。それらには素晴らしいコンチェルトやソナタがたくさんあります。ジャズプレイヤーにとっては、アルトサックスの音域のすべての音を演奏することができます。それに、テナーサックスの多くの音域もカバー出来ますね。

ジャズプレイヤーは、アルトサックスのソロから始めるのは素晴らしいことです。アルトサックスのソロは、ペダルのF、E、Ebを加える以外は、たいてい普段の音域です。『Charlie Parker Omni-Book』はその手始めとして最適です。そしてテナーサックスのソロも忘れずにチェックしてくださいね!

LOTUSマウスピースの性能を最大限に引き出すには?(動画)

私たちのマウスピースは、まさにコンセントのように、繋ぐだけ!すぐにアップグレードしたことを感じることが出来るでしょう。しかし、マウスピースの可能性を100%引き出すだけでなく、より良い演奏をするためのヒントがあります。

LOTUSのマウスピースは何が違うのか?(動画)

新しいバルブの慣らし運転は?(ビデオ)