「まだ死ぬわけじゃない」

相続問題や遺産整理で家族が苦しむ現実を見てきました

 

そうですね、日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳。
でも所持している楽器は「いつか」どうにかしなくてはならない、とも思っているはず。

今お持ちの楽器の中には憧れから買ったものや本当にサウンドや美しさが好みで手に入れたもの、シリーズを完結させる喜びや「最高」のモデルを所持する満足感もあったのではないでしょうか。

そして年齢を重ねていくといつの間にかあと何年か、をカウントする自分と出会うことになります。
不思議なもので、それでも自分にはまだ時間があると信じる、もしくは願っている・・

 

 

ところでお持ちの楽器に感情がある、と考えたことはありますか?
楽器自身は自分を大事にしてくれる主人に出会え、大切に扱ってくれることに感謝しているはずです。
でもその主人が数年もしくは数十年でいなくなることを覚悟できてません。
この子達は一体どうなるでしょうか。

55歳男性の死亡率は4%、65歳では10%(生命保険文化センター)となってます。
そして急死率は総死亡率の10〜20%です。
自分自身の周りにも同年代で亡くなっている方がいますが、「その時」が来たときは手遅れであることが多い。

 

 

人生で沢山後悔してきたはずのに、趣味の楽器のことまで後悔してほしくない。
自身の道楽は精一杯楽しんで、後は妻や子供、可愛い孫、ペットが幸せにと願う気持ちはとても理解できます。

だからこそ、自分の想いが100%理解できない家族に楽器を託すのは、ある意味迷惑に感じる人もいるでしょう。
想像してください、例えば歴史的に貴重な大小様々な埴輪のコレクションをたくさん残されたらどうでしょう。(埴輪好きな人ごめんなさい)

楽器の処分という言葉は好きではありません。楽器の歴史に貴方の時代がはっきりと刻まれた今、次はどのような方へ引き継いでもらいたいですか? その楽器をヤフオクやメルカリで処分されたいでしょうか。

 

 

実店舗を持たない多くの買取業者は、その販売先がネットオークションしかありません。

「買取額は高い方がいい」
確かにそう思います。
そのうえで以下の五つの条件が必須です。
①楽器に特化した専門店であること
②充分な知識があり楽器の価値が分かること
③メンテナンスや修理技術が確実に高いこと
④実店舗があり逃げられないこと
⑤担当者が公に顔を出していつでも連絡が取れること
これらを兼ね備えている楽器専門店は非常に少ない。

貴方のことを本気で考えてくれる「担当者」の顔が浮かんだら、来店時に聞いてください。
「私の人生のパートナーを私の想いを乗せて、次の世代へ引き継ぐ覚悟はありますか」と。

 

 

<相続と贈与>
ここまで読んでくださっている方は恐らくそれなりの資産を抱えている方と思います。
資産には現金・不動産・株やその他有価証券などがありますが、楽器はどうでしょうか。
一般的に楽器の価値が分かる税務職員はいません。ではどうするか。
それは専門家に鑑定してもらうことになります。

価値が分からないから大丈夫、とはなりません。現に当店では鑑定の依頼は来ています。
そうなると相続人には予想外の相続税申告という悪夢が待ってます。

 

 

一般的に総資産が基礎控除額(3000万円+600万円x法定相続人の数)の範囲内であれば相続税はかかりません。
しかし相応の資産がある方は、法定相続人が相続税を払うことになり、その税額も不動産価値やら直近の株価によっては高額となりキャッシュをつくるために自宅を売るなんてことも多くあります。ましては楽器が残されていることが税務署に分かると追求は免れないと思ったほうがいいです。

不動産、特に自宅の扱いや株式など有価証券の相続で残された相続人が頭を抱えているのに、お父さんの生きがいだった音楽や楽器がその歴史に泥を塗るような未来は見たくありませんよね。

また少しでも認知に不安のある方は気をつけてください、残した遺書も否認されることがある事実を知っている人は少ない、更にその対処法などは専門家しか分かりません。

 

 

それでは生前贈与を実施されている方はいるでしょうか。
贈与のルールが2024年に変わり暦年贈与の使い勝手が悪くなった今、相続時清算課税度をお考えの方もいるでしょう。

では資産の一部である楽器の所有権移転は贈与になるのか。
「俺が死んだら楽器を売って現金にしろ」で問題ないのか。
最終的な判定は税務署の担当官次第ですが、不安があるなら事前になんとかしたいと考えるはずです。

詳しい相続や贈与に関しては税理士などへお問い合わせいただくことを前提に、当店としてお客様の相談にのることはもちろん、楽器類の取り扱いに関するご家族への周知や効果的な対策なども併せてサポートしています。

 

 

まだ死ぬわけじゃない
はい、その通りです。だから楽器に囲まれてパッションを燃やしている今、TC楽器の松井に例の覚悟の話をしてみてください。私たちにとってお客様の幸せは、家族や大切な人を含めたミュージックライフそのものと定義しています。
目先の利益に目が眩み、売買額だけを追求するようなスタッフは誰一人おりません。

当店の全スタッフが同程度の知識や知恵を有しているわけではありませんので、若いスタッフには社内研修でこう伝えてます。
「目の前のお客さんが自分の父親だと思って真剣に特別な対応をするのが私たちのやり方なんだ」

 

お店で顔を見てお話ができるから

本気で懸念を伝えることができます
本気で将来を考えて提案できます

本気であなたを理解したいから

私は真剣にヒアリングをします

ご相談は店頭1階か、右下の "お問い合わせ" からどうぞ

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