ゴールド・トップ流れではあるものの、番外編としてご紹介させて頂く、云わずと知れたバースト。美麗な杢目を配したそのルックスの魅力は勿論ですが、やはり真骨頂は何と云ってもPAFのサウンドです。
近年のカスタム・ショップ製も造りやサウンドに関して確かに素晴らしいですが、聴き比べると一目瞭然。バーストは音が太い。しかも高音が耳に痛く無い。
今のレスポールは音の線が細く、高音が耳に痛い。バーストはさすが世界中のトップ・ギタリストたちが探し求めているサウンドなのです。
ゴールド・トップ流れではあるものの、番外編としてご紹介させて頂く、云わずと知れたバースト。美麗な杢目を配したそのルックスの魅力は勿論ですが、やはり真骨頂は何と云ってもPAFのサウンドです。
近年のカスタム・ショップ製も造りやサウンドに関して確かに素晴らしいですが、聴き比べると一目瞭然。バーストは音が太い。しかも高音が耳に痛く無い。
今のレスポールは音の線が細く、高音が耳に痛い。バーストはさすが世界中のトップ・ギタリストたちが探し求めているサウンドなのです。
では、何故音が良いのか。それは端的に云うとピックアップと材質です。例えば、ヴァン・ヘイレンがストラト・シェイプのギターにPAFを取り付けて、めちゃめちゃクールなサウンドを出していました。詰まるところは、PAFというピックアップはそれだけで凄い力を持っているということです。そして木材。当時は充分にシーズニングされた良質なマホガニーやメイプル、ローズウッドを入手可能だったことが最大の理由でしょう。材が豊富にあったので木取りも理想的な形で製品化され、結果として、素晴らしい材質を以ってボディからネック、ヘッドまで製作されたというわけです。そこにPAFです。これ以上、ギターに何を求めるでしょうか。最高の木材に最高のピックアップがマッチングした最高のギター・・・要するに現存するギターの最高峰がバーストなのです。
西海岸の某ギタリストが30年以上愛用していたというこの’60年製バースト。シリアルが200番台なので’59年製の特徴を引き継いだスペックで、カラーもタンジェリン・レッド、トマト・スープと云われる褪色しないタイプでは無く、’59年製同様レモン・ドロップに褪色。ネックの裏には指輪でなったであろうエグれ痕などがあり、オリジナルのブラウンケースにはステッカーが所狭しと貼られ、いつもオーナーと共にいたことを物語っています。一人のギタリストが弾き込んだ独特なオーラと最高峰としての余裕と貫禄を感じさせる銘器です。