ROCKMAN - TC楽器 - TCGAKKI

 

 世の中実に様々なエフェクターが存在しますが、今回取り上げる「ROCKMAN」ほど個性的なサウンドをかもし出すエフェクターも少ないと思います。古いところでは「BOSTON」、近年ではB'zの松本さんが使用していたことでも有名ですね。この「ROCKMAN」というエフェクターは先出のBOSTONを率いるトム・シュルツ大先生が自ら開発して発売してしまった異色の経歴をもつエフェクター。(生産・流通体系がいい加減だったことでも有名?)
 CDやテープなどを通して聴いているギタリストたちのサウンドを自分でも出したい!と思ってもなかなか難しいことはギターをやっている方なら一度は思うはず。でもこのエフェクターってそのまんま出ちゃうんです、ほんとに。好きな方にはたまらない逸品ですよね。まあ好き嫌いは別にしても個性的であるということは結構尊重されるべきだと思うんだけどなあ。

 何種類か発売されていましたがそのほとんどがハーフラックサイズの青いカラーで統一されてました。詳しい内容(カタログ等から抜粋)は後で記しますが、まず驚いたのは本体のその軽さ!。おいおいほんとに中身あるのかよと思うくらい激軽なのでどうしても気になってしまい、中あけて更にビックリ。ほんとに何もない!というのは大げさにしても、こんな回路で出ちゃうのか?あのサウンドが・・・・・(うーんサスガMIT)。

 少し横道にそれてしまいました。どんな音かは実際にお店で聞いてみてね。BOSTONB'sに興味がない人も一度は試してみる価値あるよ。みんな個性的だけど一押しはやはりあのディストーションサウンドかな。中域が強調されたあの心地よいサウンドを聴くと私はいつのまにやら恍惚の表情になってしまうのです(俺だけか?)。
 さーて、勝手なことばかり書いてしまいましたが協調してくれる方いますよね(笑)。それではまた。

BOSTON好きのスタッフ"K"

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DISTORTION GENERATOR

多くの特許を持つ回路が独自のサウンドを出します。DISTORTION HARMONIXで歪みのキャラクターを設定して3バンドのイコライザーでトーンを決める!アウトの前のトレブルブーストで現場に応じた最終調整ができます。リードブーストで更にハイゲインなサウンドもOK。必要最低限のコントロールでデジタルオンチの方(中身はアナログよ)も簡単に使えます。とりあえずと言う方にも満足いただけます。

 

SUSTAINOR

コンプレッサーで入力ゲインを整えられるし、スマートゲート(出力に対して徐々に利いてくるので音をのばしている時に途中でブチッなんて切れません)でノイズにオサラバ。ディストとクリーンはそれぞれ2種類ずつありフットスイッチでその内の2種類を切り替え可能。鬼のハイゲインから青空クリーンサウンドまで万能選手。特にクリーン2はエレキなのにエレアコみたいなサウンドで超キモチイイです。各チャンネルのボリュームからバイパス、さらにリズムボリューム(出力を少しだけ落とす)までフットスイッチで制御できる、これさえあれば怖い物なしプリアンプ。

 

 

GRAPHIC EQUALIZER

 ギタープレイヤーによるギタープレーヤーのためのEQ。全12バンドの内、最も重要な中域に7バンドを集中させているので結構便利。オイシイ所を好きなように管理できるのは○。

ギターレベルとラインレベルの両方に使用可能。また、パッシブ・ノイズレダクション回路が組み込まれているのでハイゲインのアンプの前に入れてプリアンプとしても利用できる。

 

COMRESSOR

ギターの低音はディストーションをドライブするのに十分なエネルギーを持ってますが、高音になるに従って弱くなってします。それを補正してクリーンなサステインを生み出します。ハイゲインなディストーションと組み合わせれば強力なサステインやピッキングのニュアンスなども際だちます。トレブルブースとをフルアップにすれば「SUSTAINOR」のCLEAN 2をもシュミレートできます。エレアコにも対応してますよ。

 

STEREO CHORUS

コーラスモジュレーションとステレオ・イメージ変換ユニットをひとつに凝縮。「LONG CHORUS」モードはソロ・プレイなどで最高の効果を発揮できるユニークなエフェクト。「DON'T LOOK BACK」の中で聴けます。ステレオ効果もWIDE STEREOからSUBLE MONOまで4種類から選べます。また、フットスイッチでSWEEP STOP の切り替えと先のLONG CHORUSON/OFFを切り替えできます。

 

STEREO ECHO

こだわりのアナログエコーは聴いてすぐ分かるはず。左右で異なるエコータイムによって空間の広がりを演出し、雄大なサウンドを再現できる。ノーマル音とエフェクト音の定位が3種類あり、好みによりセレクト可能。入力もモノとステレオに対応してます。

実際にBOSTONで使用されている銘器。

 

STEREO CHORUS / DELAY

上記コーラスとエコーのイイとこ取り。音はシングルユニットと変わらないが、エコータイムはやや短くなっている。また、コーラスとエコーの同時使用はこれ一台ではできません。フットスイッチで切り替えは可能です。

 

SMART GATE

当時一般的だったノイズゲートとは異なり、音が出ているときはゆっくりと、音が止まるときは素早くノイズを消し去ります。よってロングトーンの最後の音をブチッと消すこと無く自然にかかります。入力はラインレベルとギターレベルに対応しています。

 

MIDI OCTOPUS

80年代MIDI全盛期にやっぱり出てきたMIDIコントローラー。複数のユニットをシステムアップするためエフェクトユニットのデバイス8系統のON/OFFをプログラムしてMIDIフットコントローラーなどでダイレクトに呼び出せる。クリーン+コーラスからハイゲイン+エコーなどを一回のペダル操作で呼び出せる横着者必須のユニット。ライブなどで効果を発揮する。

 

XPR

この名前にビビッと来たらあなたはもうロックマンの術中にはまっている!松本先生が使用したことから価格が急上昇したプリアンプ。上記で説明したエフェクトをみーんな詰め込んで1Uユニットにしたらこうなりました。音ヨシ、便利、コンパクトと3拍子そろった優秀選手。プリセットは100まで呼び出せ、セッティング内容を一目で確認できる視認性は◎。スタジオでもステージでも存分にその性能を発揮できます。

 

XP-100

「XPR」に100Wのパワーアンプを追加、さらに6.5"コアキシャル2Wayスピーカーを2個搭載したステレオギターアンプ。ラインアウト、外部スピーカー端子をもちパワフルなサウンドを約束。上部の取手部分を下に押し込むと中央から左右に分かれ、コーラスやエコーが更に臨場感を増す最終兵器。これはかなり気持ちイイっす。

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