こんにちは。
TC楽器 アコースティックギター担当の井上です。
2022年も残すところあと一ヶ月。
アコースティックフロアでは今年を締めくくるにふさわしいビックイベントをご用意しました。
今年に入って昭和ヘッドウェイやGibson スモールボディ、Ovationなど様々なフェアを行なって参りましたが、最後に選んだのは"Martinの代表機種D-28"!
それも"1960年代後半のビンテージ"です!
Martin社は1960年代に入ると、新工場の設立、D-35の発表、D-45の復活などアコースティックギターの流行に合わせた動きが多くみられます。
ギター本体に焦点をあてると、ヘッドストックの形状が変わったり、ブリッジサドルがロングからショートへと変更されたり、この他細かい仕様変更も様々。Gibsonもそうであったように、Martinもアコギ好きには堪らない変化の目まぐるしい面白い時代なのです。
中でも大きな仕様変更のひとつといえるのがネック補強材(トラスロッド)です。
Martin D-28では戦前の1930年代から基本的にはT字型をしたスチールTバーロッドを採用しているのですが、1967年には四角い管状のスチールスクエアロッドへと変更されます。
素材ひとつで音の響き方が変わるというのが楽器の面白いところですが、トラスロッドというのも大きな要素の一つだと感じます。
現に1985年頃からMartin社は基本仕様をスクエアロッドからネック調整を可能としたアジャスタブルロッドへと変更させるのですが、1990年代には限定モデルとしてスクエアロッド仕様の個体が再販されることもあり、Authenticという高級シリーズではTバーロッドが採用されることもあるなど、両者とも現代的に根強い人気があるというのも確かです。
今回はそんなトラスロッド変更過渡期である1960年代後半のD-28フェアです。
その数、7本。
この時期はまだハカランダが使用されているのも大きな魅力。
音や佇まいなどそれぞれの特徴を感じながら、是非この機会に一生モノとなる自分好みの1本をお選びください。
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下取りであればさらに頑張ってご提示いたします
◯Tバーロッド期
Martin 1967 D-28 #223446
◯スクエアロッド期
Martin 1968 D-28 #232767
Martin 1969 D-28 #246355
TC楽器 2F アコースティックフロア
担当:井上