こんにちはこんばんは
アドバンスギターズの内藤です。
いよいよ夏本番、睡眠中のエアコンの温度は何度に設定していますか?
ちょうど良い厚みの布団がないと寝ている間に布団がどっかへ行って寒かったり、逆に暑かったり睡眠の質にも関わるので非常に悩みますね。
今回は、音楽人にとって永遠のテーマである“良い音”に少し触れてみようかなと思います。
とは言え、結論なんて出ません
何故かというと、場面によって良い音の定義が変わるからです。
例えば、、、一人でソロでその楽器を弾いて良い音だな。
って思ったりしてバンド練習に持って行ったら馴染まない。。みたいな経験したことありませんか?
もう一つ少し踏み入った所に行った例を出すと、楽器的に非常に評価されている“60年代ヴィンテージギター“
これを現代チックな四つ打ちのリズムにエレクトロな楽器がある曲に入れてみるとそれだけ別空間にいるような感じを覚えると思います。
こんな風に一つの場面で良い音と感じても、その他の場面で良い音と感じなくなる事は十分あり得ます。
ただこの話の中で、あらゆる場面を想定しすぎるが余り、自分が良い音だと感じているのにその楽器に対して不安になったら元も子もないです。
だったらどうするかと言うと、適材適所、場面にあった楽器を選ぶ。
もっと言うとその楽器に引っ張られる形でシチュエーションを構成する。
これで良いと思います。
お仕事レコーディングでは勿論楽器の指定はあります。そこで第三者の意見は入ります。
しかし個人的に自分で弾いて自分で良い音だと思い楽しく弾ける。そこに第三者の意見は必要ですか?
楽器に対する価値を決めるのはユーザーです。これは値段とかではなく、自分がその楽器を気に入っているかどうかなんです。
もちろん私も良い音の基準というのは、持っています。
アタック、ディケイ、サスティン、リリースこれらのバランスと上音構成のバランスによって音程感の聞こえ方がどうかなど、でもこれも今までの音楽経験からくる主観でしかありません。
それを踏まえつつ内藤が個人的に"良い音"と感じるアコギを一本紹介させてください。
Sumi / S-L00-W
日本が誇るベテランルシアーの鷲見英一氏のL-00タイプです。
正直な所、サウンドにGibsonらしさは全くありません。
もちろん、エボニー指板/ブリッジ、ウォルナットサイドバックの時点で寄せる気がないのは伝わってきます。
スケールは628mmなのでミディアムスケールではあるんですが、音が凄く明瞭なんです。
これは基音より上の倍音を含んだ上音のバランスが非常に良いので、音程が凄まじく正確に伝わるんです。
帯域を埋める役割ではなく、和音をしっかり伝える役割をアコギに任せる時には非常に良い選択肢なのではないかと思っています。
宣伝を挟みましたが、何にせよ他人の楽器にケチをつけるという行為は楽器を愛するものとしてはただただ悲しいだけです。
自分がカッコイイ、良い音だと思った楽器は精一杯可愛がってあげましょう。
アドバンスギターズ
内藤