拭き漆の姿が美しい個性的な能管 バランス・音色も良い笛です
[概要]
能管。煤竹・籐巻き。拭き漆仕上げ。付属品なし。本体のみ。明治〜大正期の製作品と思われます。
[状態]
頭金は欠損しています。巻きの籐部分の黒漆は意図的に剥がされ、籐の隙間の黒漆を残した状態で、全体に拭き漆(無色)が施された状態です。歌口ロウ調整済み。
※能管は唄口内部の蜜ロウの位置や角度、形状の微調整で息の入り方、音のアタリ具合、音色が大きく変化します。当店の能管は笛師の判断で一般的な分量、形状でロウを入れています。吹き手により、微調整が必要となる場合がありますことを予めご了承下さい。
[特徴]
ユニークな外観の能管ですが、全体の姿も美しく丁寧に製作された笛です。やや軽めの笛ですが能管としての音色やバランスが良く、道具として使える一管です。
●能管について
●能管の音色・取り扱い
●能囃子について