ヘッドリシェイプ/スキャロップドブレースモディファイ、プレイヤーズコンディションでありながらノンクラックの1963年製D-28
Martin / 1963 D-28
一目見ただけで少し様子がおかしいな?と思われる方もいるかもしれません。
こちらは1963年製のD-28。
1963年というとマーティンでは工場が拡張される前の年にあたり、マニアの中では人気の年でもあります。
パッと見でヘッドあたりに違和感がありますが、こちらは角張った形にリシェイプされております。当店ウェブサイトには63年の他のヘッドと比べた画像も用意しておりますので、宜しければご覧ください。
ペグもワッフルバックのクルーソンチューナーに取り替えられており、どことなくより古い年代の仕様を目指してモディファイされていることがわかります。
もう少し見ていくと、ブレーシングにはスキャロップド加工が施されておりました。
過去にこれを手にした方が、プリウォースタイルを目指して職人に頼んだのでしょうか。
ヘッド形状のことを考えると何だか合点がいきます。
コレクター向けのヴィンテージギターとは言えませんが、サイドバックのハカランダの説得力は堪りません。
力強い木目が勢いよく走っており、現代のギターではそう出せない雰囲気を持っております。
サウンドもまさにヴィンテージのそれです。
スキャロップされたブレーシングの影響で、全体的にはふくよかな響きとなっており、ハカランダの色気のあるトーンと相まってとても疾走感があります。
ピックガードはオリジナルと同じ、オーバースプレーされたべっ甲柄に交換されております。ブリッジも貼り直しされた痕があります。
全体的にオーバーラッカーされておりますが、上記のモディファイ含めてかなり前にされておりますのでヴィンテージの雰囲気を損なわない佇まいで、かっこいいです。
これだけ手が加えられていて、クラックやクラックリペアがないのも驚きです。
当店入荷後にヴィンテージマーティンのセットアップを得意とする職人の手によってネックリセットが行われておりますので、演奏性は抜群。買ってすぐのメンテナンスの心配もありません。
プレイヤーズアイテムとしてはこの上ないギターです。
12フレット下での弦高:6弦側 2.5mm 1弦側 2.0mm
サドルの突き出し量:約2.5mm
[SPEC.]
TOP : Solid Sitka Spruce
BACK/SIDES : Solid Brazilian Rosewood
FINGERBOARD/BRIDGE:Ebony
NECK : Mahogany
NUT WIDTH : 42.3mm
SCALE : 645mm
WEIGHT : 2.10kg
Electronics: n/a
CASE : Non Original Hard Shell Case
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